一気に梅雨に突入した台湾、毎日のように雨が降り湿度の高い日々が続く、台湾の雨季は非常に長くカビ対策に余念がない。
今回のブログはそんなジメジメした梅雨を吹っ飛ばしてくれそうな、フレッシュな昭和の甘酸っぱい時代を思い出させてくれるカフェを紹介しよう。
その名も「タンポポ喫茶」。いかにも昭和なネーミングだが、台北の学生街にあるこのお店、中国語名は「炭波波(タンポォポォ)」と中国語の発音を当てている。
紅白のストライプがまたレトロな感じ
緑の窓枠は幼い頃に遊んだシルバニアファミリーを思い出す人もいるのではないだろうか…。そう、ここは昭和時代に幼少期や青春時代を過ごした人にはたまらない昭和レトロをテーマにした喫茶店なのだ。
カラフルな椅子にレースの組み合わせがカワユイ!
入り口で出迎えてくれるのは、あの大御所アイドル!
昭和レトロや昭和の歌謡界をテーマにしたカフェは数多い、が、しかし、ここは台湾だという事を忘れてはならない。台湾に20年以上住んでいる筆者は40代以上で志村けんの大ファンだという台湾人によく出会う。時代がすでに令和だからであろうか、昭和のアイドルが好きだという台湾人にはそうそう出会う事はなかった、むしろ大好きなアイドルの写真を店に飾ろうなんて台湾人がいることも想像していなかった。
壁に貼られた数々の雑誌の切り抜き
もうこれを見たら誰のファンか分かるだろう…。
ボタンを押したらガチャッと音がしそうな昭和の扇風機
店内には昭和のアイドル以外にもキャラクターやアニメなど、懐かしのアイテムが数多く飾られている。
昭和感満載!オリジナルの鏡
これを見たら店主がいかに昭和が好きか分かるであろう…。しかしながら店で働くスタッフは皆20代前後の若い男女がメインであった。(彼らも昭和が好きなのだとか…。)
そう……。寒天、半沢直樹、森ガール… 今まで数々のブームが台湾に伝来してきた。
ここ10年はインターネットの普及によりそのスピードも早くなり、昨今むしろ台湾のブームが日本に流れ着くような逆流現象も起きつつある。
日本の昭和ブームもじわじわと台湾で起きているに違いない!いや、もう既に起きている!レトロブームは“復古風(フーグゥフォン)”の名で台湾独自ですでに展開されている。ここ何年かは日本の昭和をテーマにした喫茶店が台湾で増殖中なのだ。そこまで日本を好きでいてくれる台湾人に心からお礼を述べたい。
タンポポ喫茶は内観外観の素晴らしさ以外にも、提供する日本風洋食も素晴らしく美味しい。
手ごねハンバーグはワインの効いたソースがかかっている
懐かしテイストのプリンは爽やかなお味
昭和生まれでなくとも一度来たらまた行きたくなること間違いなし!在住日本人や旅行客にぜひぜひお勧めしたい喫茶店だ。
【店舗情報】
炭波波喫茶
台北市溫州街74巷3弄11號
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
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