今回のブログは前回ご紹介した一條根の秘密について、掘り下げてご紹介しよう。
台湾の離島「金門島(ジンメンダオ)」には多くの観光客がこぞって購入するアイテムがある。
長い根っこはまるで高麗人参のよう?
一條根(イーティアオガン)を配合したバームや湿布、スプレーなどが肩こりや打ち身、腰痛に効くと多くの観光客に人気だ。日本ではあまり聞いたことのない一條根、マメ科の多年生植物で、長い根が特徴。土から抜くのに一苦労する事から「千觔拔(チェンジンバー)」または「千斤拔(チェンジンバー)」の別名も。根、茎、葉、花、全てが食べら、特に根の部分の効能が注目されている。
一條根には3種類あり最も有名なのが金門島の「闊葉大豆(クォイェダードウ)」
他には澎湖の「澎湖大豆(ポンフーダドウ)」、タイや沖縄にもある「蔓草蟲豆(マンツァオチョンドウ)」などがあり、金門島の一條根が最もメジャーで湿布や軟膏などが特産品として人気。一條根を配合した商品には筋肉痛や肩こり、坐骨神経痛、血液循環の改善、解熱鎮痛作用を謳ったものが多い。
塗り薬が金門島の手土産に人気
湿気の多い台湾で、リウマチを患う年配者に一條根が大人気、「金門島の必買のお土産」とも言われるようになった。しかし人気が定着する事で、偽物を売り出すメーカーも年々増えているようだ。
なんと市場に出回っている99%の商品が決して金門島の一條根を使っておらず、「金門島一條根」と書かれていたとしても偽物の可能性が高いようだ。金門島で栽培されたものはとにかく稀少で生産コストも高いく、リーズナブルな価格のものはほぼ偽物だとか。
金門県政府から認められた畑で栽培して、毎年販売資格を認められている店はなんと5店舗以下。本物の商品を購入したい場合は金門農試所の証明書がある店で買うのがお勧め!
一條根はあくまで民間で使用されている漢方で、研究に基づいた正式な漢方ではないと
言われている。使用する前にパッケージにある使用上の注意をきちんと読むようにしたい。
金門島を訪れたらぜひ購入してみよう。
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