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2024.09.19
中国開発の口腔顎顔面多機能自律手術ロボット、世界初の手術に成功

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科学技術と医療技術の進歩に伴い、医療業界では様々な場面でロボットの導入が進んでいる。中国ではこのほど、口腔顎顔面多機能自律手術ロボットによる世界初の手術が行われた。

 

■自家歯牙移植手術の難点「歯槽骨」

陝西省西安市にある空軍軍医大学口腔病院で先日、同病院の教授らが開発した世界初の口腔顎顔面多機能自律手術ロボットを利用して、自家歯牙移植と、埋伏歯の抜歯という2種類の手術が行われた。いずれも世界初の試みだという。自家歯牙移植手術では、虫歯に侵された40代患者の右下第一大臼歯を抜き、虫歯になっていない右下の親知らずを移植する作業が行われた。歯は通常、歯槽骨という組織によって支えられており、歯を移植する際には移植先の歯槽骨を新たに植える歯に合わせる必要がある。従来の方法では医師が経験に基づき手作業で骨を除去しており、ぴったりと適合する歯槽骨を準備することができなかった。場合によっては歯槽骨が大きくなりすぎて移植後の状態に悪影響を及ぼすこともあるという。

 

■わずか15分で移植手術が完了

そこで手術チームはソフトウェアを使用して、移植歯の位置と歯槽骨の調整位置を正確に決定するとともに、噛み合わせや隣接歯の状態も踏まえて手術手順を生成。手術ではロボットが設定手順に従って自律的に歯槽骨を整え、スムーズに歯を移植することに成功した。所要時間は従来の手術時間を大幅に短縮する15分以内で、術後も良好な経過をたどっている。

 

■複雑で危険な埋伏歯除去手術も5分で

ロボットによる埋伏歯の抜歯手術を受けたのは10歳の少年だった。上顎の奥深くで余分に生えた歯の一部が鼻の付け根に向かって突き出ており、抜歯の必要があったものの、従来方法では、隣接する永久歯の歯根や鼻咽頭神経を傷つけるリスクがあったため、ロボットを使用しての抜歯手術を実施することになった。手術チームがロボットアームを口内に挿入し、ドリルビットを施術位置に微調整すると、あとはロボットがプログラムされた手順通りに作業を進めて顎骨を必要最低限削って埋伏歯を抜き取り、手術はわずか5分で完了した。

 

ロボットは決められた、あるいは指示された作業を誤差なく精密にこなすことに長けている。熟練の医師による経験と感覚と組み合わせることにより、医療分野、特に複雑な手術におけるロボットの応用は今後ますます広がっていくことだろう。

(出典:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1809854609319124339&wfr=spider&for=pc)

 

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