コロナ禍下が続く2021年、上海で新たなコンセプトのショッピングモールが続々とオープンし、上海市民が連日つめかけ、話題となっている。今回はその中でも2021年9月にオープンしたばかりの最新のショッピングモールについて紹介する。
ただ今、絶賛開発中の浦東・前灘エリアにオープンのショッピングモール(上海)
それが、上海・浦東の「前灘エリア」と呼ばれる場所にオープンした「前灘太古里(チエン・タン・タイ・グゥ・リィー)」だ。
地下鉄「東方体育中心」駅から直結でアクセス便利!(上海)
高級ブランドや人気飲食店、網紅(ワン・ホン/ネットで影響力をもつ人気のモノやコト)カフェなどが集まる複合型ショッピングモールで、4階建ての2棟の建物を屋外エリアがつなぐユニークな設計も話題を呼んでいる。総建築面積は約12万平方メートル。
おしゃれな店舗が多く、連日大勢の“見物客”でにぎわう!(上海)
この「前灘太古里」は自然と調和した公園のようなデザインが特徴で、都会の中にひょっこりと登場した憩いのオアシスのようにも思える。ゆったりとした気分で長居できる居心地の良い場所で、自然と滞在時間が長くなりそうだ。
海外の高級ブランドも「参戦」!今最もホットなスポットに!(上海)
「公園式モール」という表現がぴったりくるのには理由があり、緑いっぱいの開放感あふれるこのショッピングモールの屋上にはウォーキングやランニングができる450メートルの「スカイループ(Sky Loop)」がある。日中は訪れる人が多く、ウォーキングどころではないが、夕方や早朝にこのコースを歩くと気持ちよさそうだ。ペット同伴OKの店舗も多いので、ペットの散歩に訪れる人も少なくない。
ぶら歩きするだけでも気持ち良い「スカイループ」(上海)
そして、もう一つ話題なのが、アジア初のスターバックス・サーキュラーエコノミー(循環型経済)型店舗「GREENER STORELAB(グリーナー・ストアラボ/向緑工坊)」(2021年9月オープン)。
スターバックスの新コンセプト「グリーナー・ストアラボ」(上海)
あたたかみのあるデザインと緑あふれる店内は、日中はほとんど満席が続く状態。階段式の席やテラス席など多様性のある座席は、お一人様でもグループでもくつろいでコーヒーを楽しめる空間を演出している。
環境に優しいスターバックスをオープン(上海)
ちなみに、店内で使われている内装の半分にリサイクル素材が使われ、スタッフのエプロンも再生プラスチック製と、「環境に優しい」スターバックスだ。店内では、“コーヒーかす”などを利用して制作された作品も展示されている。
店舗全体が自然とアートの空間に!(上海・スターバックス)
ほかにも11月にオープンしたばかりの上海2店舗目となる蔦屋書店(入場は予約制)もあり、対象年齢層を問わず、魅力を発信できるトレンド店として圧倒的な存在感を放っていた。
これからテナントもますます充実していくはず⁉︎(上海)
ショッピングモールエリア全体は、週末だけではなく平日も大混雑。訪れている人の多くは、写真や動画撮影に夢中。景色を眺めていると、「写真とるから、ちょっとどいて!」と上海語で声がかかる。現地の人の写真にかける情熱は時代が変わってもそうそう変わらないようだ。
前灘太古里:上海市東育路500弄
最寄り駅は、地下鉄6/8/11号線「東方体中心」駅。
参考:https://www.163.com/dy/article/GL55G16T0514A7QT.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1712246283447769425&wfr=spider&for=pc
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