中国河南省の農村に住む61歳の男性が、見た目もサイズも本物そっくりの大型旅客機の模型を1年かけて作ったことで、注目を浴びています。
その男性は、王蘭群さん。もともとメカが好きだったという王さんは、2014年末に金属材料を買い集めるとともに「旅客機」の設計を開始。それから1年の時間をかけて金属製の胴体部分が完成しました。なんと王さん、小さいころから学校に通ったことがないというから驚きです。
本物の旅客機の写真をもとに研究を重ねて作り上げたというボーイング737そっくりの機体は、長さ35メートル、翼を加えた幅38メートル、高さ11.5メートルとサイズも本物とほぼ同じ。投じた製作費用は15万元(約280万円)とのことで、その本気ぶりが伺えます。
王さんが模型を作ったのは、単に趣味が高じたからではありません。子どもたちが家の近くに開いた食堂により多くのお客さんを呼び込むため、「飛行機食堂」を作ろうと思い立ったのがきっかけだとか。これから細かい部分の完成作と内装を施し、「飛行機食堂」のオープンを目指すとのことです。
本人の長年の夢を形にするだけでなく、やって来る小さな子どもたちにも夢を与える「飛行機食堂」。何ともロマンのある話ですね。
参考:http://news.qq.com/a/20151227/022016.htm#p=1