日本から中国へのライブ配信は、ハードルが高いとお伝えしておりますが、弊社のHPで中国向けのライブ配信事業を紹介する際に、何度かウェイザンという中国のプラットフォームを紹介させて頂いております。
先日、ある企業さんのイベントがあり、そこの特設ページをつくるプロジェクトで、ウェイザンを使用して頂きました。
ウェイザンは、中国の企業配信に特化したプラットフォームで、弊社でも企業系の配信があった際に、よく使用しております。
今回初の試みで、特設ページ(中国向け)にウェイザンを埋め込む(ストリーミング配信、ライブ配信それぞれ)というご依頼でした。埋め込み機能があるとは聞いてましたが、弊社でも実際それを試したことがなったので、今回、初めての埋め込み作業となりました。
実際の特設サイト 赤枠の中にウェイザンを埋め込んだ
今回の機会を利用して、ウェイザンへ問い合わせをし、ウェイザンの埋め込み機能に関して一から学び、そこで使用した感想と、いくつか特徴をまとめてみました。
①クローズの環境で安定した配信が可能、しっかりとしたサポート体制
元々ウェイザンは、クローズのプラットフォームであるため(中国では限定公開の機能があるプラットフォームが少ない)、特設ページに埋め込みをする配信としては、使いやすいプラットフォームでした。
また、日本から中国への配信を安定して行うことができ、テスト配信の際に懸念点がありましたら、すぐサポートに問い合わせ、対処法を聞くことができました。
②埋め込みコードを発行するパターンと、API使用パターンが可能
弊社では、埋め込みコードを発行してもらうパターンで使用しました。
しかし、ウェイザンのユーザー管理画面で、私たち自身が埋め込みコードが生成できるのではなく、ウェイザンの窓口での発行依頼が必要でした。その点はちょっと面倒でした。
③埋め込みサービスを利用するには有料
ウェイザンは配信で使用する場合に使用料がかかりますが、埋め込みをするには、更に別途費用がかかります。最低プラン5万元~で、現在の換算レートでは100万円を超えてしまいますので、かなり高額です。
プロジェクト中に、様々な問題も発生しましたが、最終的には、安定した配信をお届けでき、長いプロジェクトを終えた時にはホッとしました。
しかし、いくつか懸念点もありました。
ウェイザンのプラットフォーム上で、配信を行った際は、視聴数などのデータを取ることができるのですが、埋め込みをした際、一切そのデータを取ることができませんでした。この点は、大きな課題だと感じました。
また、YouTubeと比べてしまうと、やはり仕様として出来ないことも多々あったように感じました。
ただ、今現状では、中国ではもっといい選択肢がなく、ウエイザンは、中国への配信をスムーズに行う、ベストな方法であったのではないかと考えております。
ウェイザンもサービスがどんどんアップデートされてますし、中国は色んなプラットフォームが出てきますので、動向を見つつ、またよいプラットフォームを提案できるようにしたいと考えています。
もし、中国へのライブ配信、埋め込みでの配信にご興味がございましたら、ぜひお問合せ下さい。(フライメディア・トウバル)
▼下記、過去の弊社のライブ配信事業の紹介記事▼
中国向けに映像配信サービスを行っています! | 中華圏での番組・撮影コーディネート、ライブ配信【フライメディア】 (flymedia.co.jp)
日本から中国本土へライブ配信を行う方法 | 中華圏での番組・撮影コーディネート、ライブ配信【フライメディア】 (flymedia.co.jp)
株式会社フライメディアは、映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、コーディネーションサービス、ライブ配信サービスをご提供している会社です。
本日御紹介した「中国向けライブ配信で、埋め込み機能を使ってみました!」関連についてもっと知りたい方、写真の使用をご希望の方は、是非お問い合わせください。