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2024.09.19
中国初の純国産飛行艇が引き渡し、商用運行実現まで秒読み

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中国が独自開発した初めての有人飛行艇で、先月には長距離、長時間飛行を成功させたAS700「祥雲」が商用運行に向けて引き渡された。

 

■運行会社に引き渡されたAS700「祥雲」

AS700「祥雲」は中国航空工業集団が中国民用航空規則に準拠して独自に開発したもので、完全な知的財産権を持つ。広西チワン族自治区桂林市で今月14日に初めての引き渡し式が行われ、同集団特種飛行機研究所から桂林方舟通用航空に記念の鍵が渡された。セレモニーでは同機のデモ飛行も行われ、同市陽朔県の離着陸地点からふわりと上昇した後、現地の複数のランドマークを通って無事着陸した。

 

■10人乗せて700キロ、10時間の飛行が可能

同機は最大離陸重量4150キロ、最大飛行距離700キロ、最大航続時間10時間、定員10人(操縦者1人を含む)となっており、推力偏向技術を採用することで短距離または垂直の離着陸が可能だ。主な材料がすべて国産品で賄われているほか、独自の軽量かつ低コストな袋状構造設計を実現するとともに、推力偏向同期サーボシステムの技術開発に成功した。

 

■試験飛行や体験飛行で安全性を証明

引き渡しに先立つ8月20日には湖北省荊門市から湖南省を通り、桂林市に至る1000キロ近い距離を12時間44分かけて飛行する長距離、長時間の省(自治区)を跨ぐ試験飛行に成功。製品としての規格を超える飛行に成功したことで、その安全性、安定性が十分に示された。また、15日間にわたって延べ306人による体験飛行も実施し、同機の信頼性を実証すると同時に今後の乗り心地のさらなる向上につながる材料がもたらされた。

 

■「低空経済」発展の主力ツールになるか

同機は引き渡し後、主に低空観光分野で利用されることになり、低空経済の発展に寄与することが期待されている。また、研究開発チームは今後さらに、都市の安全保障や航空探査、応急救助といった分野への応用も視野に入れているという。中国初の純国産有人飛行艇は、「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動垂直離着陸機(eVTOL)とともに中国の低空経済発展を支える主力ツールの一つになりそうだ。

 

(出典:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1810494510996121196、https://www.stdaily.com/web/gdxw/2024-09/14/content_229838.html)

 

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