100万ドルの夜景とも言われる美しい香港の夜。その有名な夜景が100万ドル以上の価値になるのが、クリスマスの季節である。
そう、香港が一年で一番輝く季節がもう直ぐやってくる。
ビルの装飾がクリスマスのお祝いモードに変身し、ショッピングセンターや街角にはクリスマスデコレーションがこれでもかというほど飾られ、ホリデーシーズンを盛り上げる。
香港のクリスマスは早く、長い。
例年11月中旬から街中はクリスマスモードに切り替わり、クリスマスが過ぎた年明けまで続く。そして、年明けと共にクリスマスの文字が消え、今度は旧正月を祝う装飾に切り替わっていく。
そんなクリスマスの知らせを一早く香港に運んでくるのが、“尖沙咀東”通称「尖東」エリアだ。
今年も10月中には飾りつけの準備を早くも終え、11月6日より一斉にライトの点滅を開始した。
尖東エリアの歩道橋もイルミネーションでラッピングされている
各種地元メディアの報道によると、尖東のクリスマスライトアップは今年で36回目となるそうだ。来年の干支をモチーフにしたものからビルとビルの間をイルミネーションで結ぶ光のトンネルのようなものまで、ビルの装飾も様々である。
2019年の干支、猪をモチーフにした可愛い豚のイルミネーションも登場
ビルの側面全体を使った大きなイルミネーションがたくさん
筆者が毎年楽しみにしている、ビルとビルをイルミネーションで繋いだ、光のトンネル
この光のトンネルの下をオープントップバスで潜り抜けるのも観光客には人気。
中でも尖沙咀中心ビルと帝國中心ビルの海側一面を使った、全体で4000平方メートルにも及ぶイルミネーション点灯は壮観。65000個のLEDライトを使い、ムービーのように動き変化をしていくイルミネーションは、見る人を楽しませている。
大きな動くイルミネーションはビクトリアハーバーの海上から見ても楽しめる
数パターンのストーリーがあり、数分間もの間立ち止まって見上げる人も多い
尖東地区のクリスマスイルミネーションは2019年1月1日まで、毎晩18時から23時まで点灯される。また、週末は点灯時間が延長される。
尖東のライトアップが始まると、大きなショッピングモールやビクトリアハーバー沿岸のビルのライトアップも競って開始されていく。
一年で一番輝く季節の香港をぜひ一度、ご覧いただきたい。(文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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