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2024.06.21
ブタとヒトの異種間臓器移植は、どこまで可能か

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■背景には深刻なドナー不足
臓器移植によって多くの命が救われる一方で、深刻なドナー不足により移植手術を長期間またなければならないという問題が起きている。特に腎臓のドナー不足は深刻で、世界ではブタの腎臓を移植する試みが行われている。3月には中国で遺伝子を組み替えたブタの腎臓を脳死患者に移植する手術が行われた。また米国でも3月に世界初となる脳死ではない患者へのブタ腎臓移植手術が行われ、2カ月間生存することに成功した。

中国では現在、腎臓移植を必要としている登録患者が約14万人いるのに対し、腎臓移植手術は毎年1万人程度に留まっており、順番が回ってくるのに10年以上かかる計算になるという。ブタなどの異種の臓器をヒトに移植できるようになれば、移植用臓器の不足が根本的に解消できる可能性があるのだ。

■なぜブタの臓器?遺伝子組換えは必須
上海市器官移植重点実験室の朱同玉教授によると、ブタの臓器はヒトの臓器とほぼ同じ大きさなので物理的に移植しやすいとのこと。その一方で、異種間の臓器移植は激しい拒絶反応を生じるため、ヒトに適さない遺伝子を取り除き、ヒトに適した遺伝子に書き換える操作が必須になる。

■課題は急性拒絶反応の克服から、長期生存の段階へ
これまで世界で行われてきたブタの腎臓移植手術の試みを通じて、移植後24時間以内の超急性拒絶反応は克服し、2週間程度の生存は可能になりつつあるとのこと。それ以上長い期間拒絶反応を抑えて生存できるかどうかが現時点で最大の課題であり、脳死ではない患者への移植を普遍化できるかどうかの重要なポイントになっている。そのためには、遺伝子書き換えの技術をさらに高めること、遺伝子を書き換えたブタの臓器がヒトの免疫系に与える変化についての長期的な観察、そしてブタの遺伝子に含まれ、ヒトの体内で新たな問題を起こしかねない内在性ウイルスの模索といった問題を克服する必要があるという。

■広く普及する未来はやってくるか?
半年もしくはそれ以上の観察モデルが実現すれば、拒絶反応メカニズムのさらなる解明に繋がり、新たな抗拒絶反応免疫プロトコルの発見によって移植がより安全で信頼できるものになるだろうと専門家は語る。臓器の移植については倫理的な問題も存在し、技術的に実現可能になったとしても実施の是非を巡って激しい論争が繰り広げられるだろう。それでもブタとヒトという異種間の臓器移植に向けた研究が医療において大きな可能性を秘めていることには変わりない。

(出典:https://export.shobserver.com/baijiahao/html/737002.html)

 

 

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