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2016.12.19
奇跡的展開に!イギリスの自閉症の少年と中国製マグカップの友情

12月7日、中国メディア「南方視覚」によると、イギリスの自閉症の少年と中国東莞の工場が生産したマグカップの物語がネット上で話題となっている。

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自閉症の少年とマグカップの関係とは?(出典:南方視覚)

 

イギリス在住の男の子の名は、ベン。幼い頃から自閉症で、心を閉ざし、誰とも交流をしない。しかし、唯一の友人がいる。それが、2歳の時に父親からもらった緑色のマグカップだ。この12年間、ベンはずっとマグカップを使い続け、愛着以上の感情が芽生えた。ベンの父親によると、そのマグカップでないとベンは一口も水を口にせず、これまでに2度も重度の脱水症状になり、ERで治療を受けたこともある。ベンの命にもかかわる大切な緑のマグカップだが、長年の使用のため、近頃壊れてしまった。

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今でもマグカップを愛用するベン(出典:南方視覚)

 

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ベンの父親は、ネット上で、この緑色のマグカップと同じものを探してほしいと呼びかけた。世界中のネットユーザーが探し、イギリスにマグカップを送ったが、形や色が異なり、ベンはいまだに受け入れていない。

 

しかし、国内外のネットユーザーが力を合わせ探したところ、最終的にマグカップの生産工場を突き止めた。そのマグカップは、中国・東莞にある「東莞宝達美プラスチック製品有限公司」が、2001年より生産開始をしたもので、生産個数は4000万個。緑色のマグカップは、イギリスのメーカー「BOOTS」のOEM製品で、2003年に生産停止となっているという。

 

 

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奇跡的に見つかった生産工場(出典:南方視覚)

同社のアジア運営総監の話によると、BOOTS本社社員が、ネット上でベンとマグカップの事を知り、すぐさま、全世界から送られてきた同様製品を収集し、安全検査及び洗浄を行うチームを発足させるとともに、東莞工場にも連絡し、型を探し、生産ラインを再稼働させるよう指示した。幸い20分ほどで型は見つかったが、色もまったく同じでなくてはならない。そこで、十数年前に使用していた塗料を再現するため、塗料工場の生産ラインも再稼働させた。

 

同工場は、当時の生産記録などを通し、マグカップの具体的な形、色と製造方法を確認し、すでに50個のサンプルを作り、イギリスに発送した。色や形に相違がないか、ベンに確かめてもらい、問題なければ、一生使うのに事足りる500から1000個のマグカップを無償で生産し、クリスマス及び新年の贈り物として、イギリスに発送する予定である。

 

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ベンが気に入りますように!(出典:南方視覚)

 

 

情報源:

http://www.myzaker.com/article/584774009490cb6f1700002a/

http://www.jiaodong.net/news/system/2016/12/09/013332329.shtml 北青网

 

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