FLY MEDIA BLOG

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2016.01.11
二重通訳になることも!七大方言の悩み・・・

方言

 

普段、中国でのアテンドやコーディネートという仕事をしているわけですが、よく悩まされることの一つに方言があります。

 

以前、香港・台湾・中国の言語の違いについてはご紹介しましたが、今回は中国国内の方言についてのお話です。

 

中国の国土面積は約960万㎢(世界第4位)、日本の約25倍なので、地域によって使われている言葉が全然違うんです。

国際都市・上海にも上海語という方言があり、北京語と呼ばれる標準語とは全く違うので、同じ中国人ですら聞き取れません。もちろん、公共施設やホテル、レストランなどでは標準語が通じるので問題ないのですが、庶民的な食堂や上海人同士の会話は上海語です。

更に雲南省などの地方にいくと、標準語を話せる現地の人も少なくなってきます。

 

一体どれだけの方言が中国国内にあるのかというと、大きくは次の7つに分類されているようです。粤語(えつ・広東語など)、北方語(ほっぽう・北京語、東北方言など)、呉語(ご・上海語など)、贛語(かん・江西語など)、湘語(しょう・湖南語など)、閩語(びん・台湾語など)、客家語(はっか)です。ただし、これはざっくりした分類なので、地域によって更に細かな違いがあります。

 

そのため、方言の強い地域でのロケでは、二重通訳という方法をとることも多いです。地元の北京語(標準語へ)が分かる方に方言から北京語に訳していただき、弊社のコーディネーターがそれを日本語に訳すという作業になるので、通常よりも時間がかかります。

 

また、取材音声の聞き起こしをしようとしたら、バリバリの方言で、全然聞き取れず、その方言の地域の言語が分かる人を探さなければいけない、なんてことも度々あります。

 

同じ国内でもこれだけ使用している言語が違う中国。みんな標準語を話せればいいのに、と叶わぬ夢を抱くほど悩ましいのです・・・。

 

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