中国では、お金持ちの子どもが通うような幼稚園を「貴族幼稚園」と呼びます。「貴族幼稚園」ではそれぞれ高額な費用が掛かる一方で、運営者の理念に沿ったとても個性的でぜいたくな教育が行われているようです。
広東省広州市にある加拿達中英文幼稚園は、教育システムをカナダから直輸入。フィジカル教育を重視してマラソンやゴルフを日常のカリキュラムに取り入れているほか、テーマを設けて園児の想像力を養う教育、お金の管理の教育も実施しています。
同じく広州市の無辺界森林幼稚園は、園内に森林を持っており、木登りや動物へのエサやり、テント体験、バードウォッチングなど、とにかく自然に親しむ教育が行われるとのこと。また、アトリエも備えられていて、木を使った工作、絵画から、レンガを積む、パイプをつなぐ、壁を塗るといった建物づくりまで体験できるのだとか。
無辺界森林幼稚園は10月下旬に開園したばかりですが、すでに70人が入園したとのこと。気になる学費は、年間19万8000元(約380万円)。まさに「貴族」と呼ぶにふさわしいお値段ですね。
参考:http://news.qq.com/a/20151111/036922.htm#p=2