2016年1月16日、騰訊網によると、遺伝性疾病により失明寸前と診断された淼淼(ミィヤオミィヤオ)くん(3歳半)の「実の両親と兄に会いたい」という願いが実現し、アメリカ人養父母の熱意もあって、ついに奇跡の対面を果たす。
ようやく対面できた「生みの親」に笑顔のモリーさん
淼淼くんの思いを実現しようと、自ら海を渡り、中国浙江省寧波市を訪れ、「生みの親探し」をしたのはアメリカシアトル在住の養母モリーさんら一行。手がかりも少なく難航した捜索だったが、病院やメディアの協力もあり、1月15日、ついに生みの親との感動の対面を果たした。
淼淼くんは、名前を龍淼(ロン•ミィヤオ)と言い、2012年5月18日、浙江省寧波市江北区の天水家園小区(日本の団地のようなもの)の南門に置き去りにされていた。当時すでに先天性難聴を患っていた。恩美福利院という施設で育ち、その後アメリカ人夫妻の養子となった。モリーさん(養母)は当時をふりかえり、淼淼くんのあどけない笑顔に心を打たれ、養子として引き取ることを決意したと話す。
施設関係者より当時の淼淼さんの様子を聞くモリーさんら一行。
今回、遺伝性疾病で失明してしまうかもしれないとの診断を受けた養子のために一目実の両親に会わせてあげたいとアメリカ人の養父母は、淼淼くんの「生みの親」探しを始めた。
手がかりは少なく、捜査が難しいと予想はされていたが、1月13日、モリーさん(養母)と弟のベンさんは淼淼くんが育った施設を訪問し、当時の資料を調べ、生みの親が残した手紙を見つけた。「これは実の親子間で読むものだから」と手紙の内容は公開しなかったが、同行していた通訳によると、これまで分かっている事情とほぼ変わりなく、「聾唖者は苦労が多く、生活条件も困難なので、どうか心ある方に育ててほしい。子どもをよろしくお願いします」という内容だったと言う。諸事情で手放なさなければならなかったが、淼淼くんへの愛情が文面にもにじみ出ており、モリーさん(養母)は「手紙を見ることができただけでも今回ここまで来たかいがあった」と語った。
当時、淼淼さんを見つけた保安員に笑顔で挨拶をするモリーさん
淼淼くんはモリーさん(養母)が実の両親を探してくれると聞いて、まだ見ぬ父親を想像しながら似顔絵を描いた。「淼淼も実の両親に会うことを楽しみにしていた」とモリーさん(養母)は淼淼くんの思いを打ち明けた。
参考元:http://news.qq.com/a/20160116/020062.htm
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