生活レベルや衛生レベルの向上に伴って、日本同様平均寿命が延び続けている中国。100歳を越えてもなおも元気に暮らしている人もたくさんいます。彼らがいつまでも元気でいられる秘密はどこにあるのでしょうか?
江西省上餞市に住む王利生さんは1901年生まれの御年114歳、現在江西省に健在の最高齢者です。24歳の時に結婚して以降、実に11人の子をもうけ、現在までに子、孫、ひ孫、玄孫が全部で115人という大家族を築きあげました。
王さんは服の脱ぎ着、食事、トイレといった日常生活はすべて自分でこなします。しかも、その整った身なり、話しぶりはとても114歳には見えないというから驚きです。
身の回りのこと以外にも掃除や菜園での草むしり、ご近所さんとの世間話、市場への散歩など、常に体を動かしているのだとか。そして、食欲もとても旺盛で、偏食せずになんでもよく食べるそうです。
「もう100年以上他人と言い争っていない」という王さん、長寿の秘訣について、
「なにも考えないこと。よく食べ、よく寝て、よく遊んで、いい心持ちを保つのだよ。
みんなこうやって笑っていれば、日々は過ぎていく」と話してくれました。