2017年4月5日、掌上張家界によると、湖南省慈利県にある村でこのほど、58歳になる男性の生前葬が盛大に行われた。
自らの希望で生前葬を行った男性。出棺前の男性。みんな笑っている(出典:掌上張家界)
この男性は、4月4日の清明節を控えて突然「親族や友人をみんな集めてパーッと自分の葬式をやってみたい」と思い立ったという。甥などに話して同意を得ると、4月2日の午後から自分のために執り行う葬儀の準備を始めた。そして3日の朝、親族や友人を集めての葬儀がスタート。朝食後、現地の風習に基づいて銅鑼やチャルメラ、爆竹がけたたましく鳴り響く中、男性を入れた棺が村人によって担ぎ上げられて「出棺」した。
自らの希望で生前葬を行った男性(出典:掌上張家界)
棺は担がれたまま村を一周したが、見送る住民たちは通常の葬儀同様に死者との別れを惜しむように棺を互いに引っ張り合う。棺に座っていた男性はそのたびに左右に揺れた。本来悲痛なムードが漂うシーンだが、男性は大喜び。笑い声を挙げながら運ばれていたという。葬儀ではタダで食事が振る舞われたうえ、香典の類は一切なしという取り決めだった。
賑やかな音楽や爆竹のなか、村を回る棺(出典:掌上張家界)
親戚によると、男性は独身で子どももなく、長年1人暮らしをしてきたとのこと。加齢とともに、体と経済的な状況が許すうちに一度自分の葬儀を体験してみたかったのだとか。「亡くなる前に親戚や友人が自分のために良くしてくれることを感じられ、良かったのかもしれないが、実際にやってみたらちょっと贅沢すぎると思った」と語っている。
大量の爆竹が用意された(出典:掌上張家界)
(情報源:http://www.v4.cc/News-4096194.html)
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