2017年2月21日、騰訊網によると、中国でも人気がある日本の自動車マンガ「頭文字D」の作中に登場する「秋名山」の峠道を彷彿とさせる、ヘアピンカーブが10カ所連続したスリリングな道路が湖北省にあると、中国のネット上で注目を集めている。
湖北省恩施市にある「十大拐」(出典:騰訊網)
この「十大拐」(10大カーブ)と呼ばれる道路は、同省恩施土家族ミャオ族自治州恩施市太陽河郷にある。同市から重慶市の奉節県までを結ぶ「白奉公路」の一部で、この区間では山肌に沿って走る道路が10カ所にわたって大きく蛇行している。
「十大拐」に挑む自動車たち。道幅は結構ある(出典:騰訊網)
どれも同じような半径を持つ超ヘアピンカーブで、ちょっとでもスピードを出し過ぎればカーブを曲がり切れなくなり、たちまちコースアウトしてしまいそうだ。空から撮影した写真を見ると、まさに山肌を蛇がうねうねと這っているかのように見える。
空から見る姿は、まるで山肌を這う大蛇のよう (出典:騰訊網)
何となく新しく見えるこの道路、実は2015年に改造工事が行われたばかり。以前の道路はカーブがさらに急なうえ道幅が狭く、地域の交通の大きなネックになっていたという。そこで勾配を緩くしてカーブの半径を大きくしたのが現在の「十大拐」なのだ。現在でも十分きつそうなカーブだが、工事前はいったいどれほどの半径だったのかを考えると、ちょっと恐ろしい。
情報源:http://news.qq.com/a/20170221/008096.htm#p=1
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