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2017.02.13
台湾・神猪祭り、844kg巨大豚を奉納、動物愛護から抗議も

2月9日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、台湾新北市三峡区の祖師廟で、巨大豚から剥ぎ取った皮を祀り奉納する「神猪祭り」が行われた。

 

「三峡祖師廟神猪祭り」は、その昔、福建からの移民が三鶯と桃園大溪を開墾する際、頻繁に野獣や原住民などから攻撃を受けたことから、山神に豚を捧げるようになったのが起源だといわれている。その後、旧暦6日に開祖の誕生を祝う祭りと合同で行われるようになり、今日に至る。

 

神猪祭りは、毎年、「劉姓」「大集」「陳姓」「林姓」「中床集」「李姓」「王姓」の7つのグループが交替で担当することになっている。今年は、「劉姓」が担当し、5匹の肥えた豚が重さなどを競うコンテストに参加した。

 

コンテストは、去年の旧暦12月20日に結果が発表され、劉進生(リュウ・ジンション)さんが飼育した約844キログラムの豚が優秀賞を獲得した。3年前に退職した劉さんは、日頃の神の祝福に感謝し、豚の奉納を決意。98歳の母親の健康を願い、去年9月に450キログラムだった豚を選定し、暑いときは扇風機を使用したり、強制的に餌をあげることなどはせず、飼育環境に厳重な注意を払いながら大切に飼育してきた。

 

2月2日早朝、劉さんの豚を筆頭に、皮を剥ぎ、祀られた5匹の豚は、街中をパレードした。去年に比べ観衆は少なかったが、沿道で爆竹を鳴らすなど歓迎された。

 

神猪祭りは、近年、動物愛護団体から抗議を受けているが、主催者の祖師廟は、地域信仰を尊重し、引き続き開催すると表明している。新北市の動物保護所は、去年末に5匹の豚の飼い主を調査し、非人道的な飼育はされていないことを確認している。また、祖師廟も屠殺は公開しないなど、文化信仰と動物愛護のバランスを保ちながら開催している。

 

情報源:

http://news.qq.com/a/20170209/007225.htm

 

 

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