10月5日、騰訊網によると、北京市にある八達嶺長城の壁面に文字を刻んで帰る観光客が絶えない中、先日も若いカップルが「落書き禁止」の看板に見向きもせず壁に傷を付け、写真撮影までしていたことがネットユーザーによって明らかにされた。
このカップルは鍵を使って長城の壁に文字を刻んでいた。そのような行為が禁止されていると注意する観光客もいたが、2人は聞く耳を持たなかったとのことだ。
長城の壁への落書き問題は、今に始まった話ではない。30-40年前に刻まれたものさえ見受けられ、今もなお修復できていない状態なのだ。世界的な歴史遺産に対する、痛ましく恥ずかしい落書きの内容で最も多いと思われるのは、孫悟空が世界の果てと思いこんでお釈迦様の指に書き付けたとされる「到此一遊」。日本語で言えば「参上」といったところだ。
そして、自分の名前を記したもの、「○○、君を愛している」と刻んだものも多い。さらには、名前とともに電話番号を残して帰る輩もいるから驚きだ。そして、驚きと同時に時代を感じさせるのが、2000年5月12日の日付が刻まれた「池国強」なる人物の書き込み。そこには、ポケットベルの番号が一緒に記されていた。決して褒められた話ではないが、万里の長城の落書きも、少しずつ歴史を刻んでいるようである。
参考元:http://news.qq.com/a/20161005/002624.htm#p=1
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