8月23日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、台湾で今月6日より配信開始したスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」が大人気となっており、レアなモンスターが出現する場所では、交通妨害、騒音、ゴミの放棄など深刻な問題が出てきているという。
人波で車の身動きがとれない(出典:騰訊図片)
台湾でも有数の温泉地である台北市・北投区にある北投公園は、「ポケモンGO」のレアなモンスターが出現するとされ、連日一万人を超えるポケモントレーナーが押し寄せている。「温泉通り」では、スマートフォンを見ながら歩く人々が車道にまで溢れかえり、車の身動きがとれなくなることも多発している。
携帯片手にモンスターを探す人々(出典:騰訊図片)
新竹市・南寮漁港も「ポケモンGO」の洗礼を受けた。普段、休日だけ賑わっていた場所も、今では平日の昼夜問わず、ポケモンを探す人でごった返している。住民は、「車が100メートル進むのに30分もかかった」「ゲームひとつでこんなに街が汚されるなんて、もう二度とくるな!」と怒りをあらわにしている。
夜が更けても、ポケモントレーナーでいっぱい(出典:騰訊図片)
女性ネットユーザーのSNSの投稿によると、21日夜、北投公園でポケモンを探していると、怪しい動きをする男がいた。携帯画面はポケモンを探しているようだったが、その携帯を持った手を故意に彼女の胸部にぶつけてきたという。女性は、すぐさま声をあげ、男の腕を掴み、近くにいた警察に助けを求めた。
まるでコンサート会場のような熱気の公園(出典:騰訊図片)
恩恵を受けているのは、道端の小売店だけで、道路はビニール袋と竹串、ペットボトルなどのゴミで溢れている。また、ポケモントレーナーは、毎晩、深夜3、4時まで騒いでおり、「静かに眠ることすらできない」と住民は頭を抱える。警察も、急遽、道路規制をしたり、交通安全とゴミを持ち帰るよう呼びかけるなど、対応に追われている。
道端に放置されるゴミの山(出典:騰訊図片)
参考元:
http://news.qq.com/a/20160823/006505.htm#p=1
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