2017年7月7日、騰訊網によると、広東省広州市で結婚式を挙げた3組の夫婦が、市民に「ドッグフード」を振る舞うパフォーマンスを行った。
車内に山と積まれた「ドッグフード」
日本では七夕にあたる7月7日、同市内ある天河城広場に3台の黒い車が止まった。それぞれの車から出てきたのは3組の新婚カップルだ。どのカップルも新郎は燕尾服を、新婦は純白のウェディングドレスを着ている。それぞれの車の後部には「狗糧」(ドッグフード)の2文字が書かれた白い袋の山が。3組の新郎新婦は、この「狗糧袋」を通りすがりに市民に配り始めたのだ。中国では新郎新婦が「幸せのおすそわけ」としてキャンディ入りの赤い袋を客人に振る舞う習慣があるが、どうしてこの夫婦たちはドッグフードを振る舞ったのだろうか?
幸せそうな新郎新婦が「単身狗」に袋を渡す
それは、「独身者」を指すネットスラングと関係があるのだ。ネット上では独身の男女が自らのことを自嘲気味に「単身狗」と表現することが流行している。「狗」は犬の意味だが、群れることを好まない「一匹狼」的な意味合いが含まれているとのこと。「単身狗」から派生して、他人に幸せを振りまく、「リア充」ぶりを見せつける意味の「撒狗糧」(ドッグフードを撒く)という表現も使われるようになった。新郎新婦たちのパフォーマンスはまさにこの「撒狗糧」なのだ。
明らかに独身ではない人たちも……
袋を配った新婦の1人によれば、「狗糧袋」の中身は本物のドッグフードではなく、結婚式用のキャンディーとのこと。「これを機に、独身の人にはぜひ勇気をもって愛を、伴侶を探し求め、一日も早く独身生活に別れを告げて欲しい」と新婦は語る。「狗糧袋」は独身者であるかに関わらず配られ、市民らも大喜びで受け取っていたようだ。
(情報源:http://news.qq.com/a/20170707/054149.htm#p=1)
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