2017年5月6日、騰訊網によると、福建省福州市の長楽ビーチでは神秘的な「藍眼泪(青い涙)」と呼ばれる現象が見られた。
幻想的なブルーに思わずうっとり!(出典:騰訊網)
この幻想的な「青い涙」を起こしているのはいわゆる「夜光虫」と呼ばれる海産のプランクトンで、毎年5月に起こる現象と言われる。このプランクトンが大量に発生して、波などの刺激を受け青く発光し、その光が海面に映るしくみだ。
海の銀河のように光り輝くブルー(出典:騰訊網)
福建省で3日の深夜に見られたのは、打ち寄せる波の下で青く輝く光の点が波打ち際を広くおおっている光景。その景色が夜空の銀河のようにも見え、幻想的な世界が広がっていく。ゆらゆらと漂う波の動きに青い光が呼応して、現実とはかけ離れたファンタジーの世界に迷いこんだかのようでもある。これほど広範囲にわたる「青い涙」現象は珍しいらしく、地元の住民をはじめ、撮影愛好家たちがこぞって見物に訪れ、レアな景色をカメラにおさめていた。
うちよせる波が青く輝く貴重な一枚!(出典:騰訊網)
さて、見る人を魅了する美しい光景だが、一般には日中に赤潮が発生した日の深夜に起こりやすい現象とも言われていて、赤潮が漁業に悪影響を与えることや環境汚染が赤潮を引き起こす原因になることなどからあまり好ましい自然現象と言えない面もある。
日本でも神奈川県でこの幻想的な光景が話題になり、ゴールデンウィーク期間中、「夜光虫」を鑑賞することがちょっとしたブームになった。
(情報源:http://news.qq.com/a/20170506/009409.htm#p=1)
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