中国版ハリウッド「横店影視城」の魅力②「秦王宮」エリア編

本ブログでもすでに何度も取り上げている映画・ドラマの撮影地「横店影視城」!その魅力・見どころを数回にわたり、紹介していくシリーズ。

 

「横店影視城」には主要エリアが10ヶ所以上あるが、今回は1997年に建設された「秦王宮」エリアの紹介。

 

横店影視城・秦王宮エリア

横店影視城の秦王宮エリア

 

「秦王宮」は、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の映画・『始皇帝暗殺』(1998年)撮影のためにつくられたエリアで、撮影後もセットをそのまま残し、様々な映画や時代劇ドラマの撮影地として活用されている。

 

横店影視城・秦王宮エリア

どっしりと存在感のある門をくぐり入場(横店・秦王宮)

 

「秦王宮」に到着すると、目の前に厳かな威圧感が漂う、迫力ある正門がそびえ立つ。入場して城門をくぐると、すぐ古代へタイムスリップしたかのような気分になった。

 

横店影視城・秦王宮エリア

映画やドラマのシーンを思い浮かべながら歩く(横店)

 

観光客の後に続いて、広々とした「広場」を通りながら、本殿である「四海歸一(天下統一)殿」を目指す。

 

横店影視城・秦王宮エリア

時代劇ファンにはたまらない王宮セット(横店)

 

「四海歸一殿」へは、99段ある階段を上がるのだが、「9(ジィウ)」は、「永久に・永遠」を表す中国語の「久(ジィウ)」と発音が同じで縁起が良いとされる。この階段の真下に立つと、目の前には階段しか見えないことから「歩歩高昇(とんとん拍子に出世する)」という意味や、階段をのぼり切るとそこからは広場しか見えないことから「平歩青雲(一躍高い地位につくこと)」という意味もあるとの説明があった。

 

そして「99」は、「九九歸一(とどのつまり。最後までいってまたもとに戻る。)」で秦王朝が長く続いていくことを意味すると言う。時代劇ドラマのワンシーンを想像しつつ、階段をのぼり切る。始皇帝になった気分で振り返って見下ろす景色は圧巻である。99段のぼると、運気も上がるかもしれない⁉︎

 

横店影視城・秦王宮エリア

99階段をのぼり切ると見える景色(横店)

 

「四海歸一殿」の中に入ると、玉座に座って撮影をするために、コスプレ衣装を着た観光客が列を成している。外観の厳かさとは異なり、やや商業化した空間が広がっていたのも「中国あるある」でおもしろい。時代劇ファンであれば、旅の記念にここで一枚撮影するのもおすすめだ。

 

横店影視城・秦王宮エリア

「四海歸一殿」には玉座と“天池”とレンタル衣装店(横店)

 

さて、「秦王宮」で特におすすめのスポットが、様々な作品に登場するおなじみの高い壁に囲まれた通路。「秦王宮」に来たら、ここでの記念撮影ははずせない。

 

横店影視城・秦王宮エリア

時代劇ファンにはおなじみの“通路”(横店)

 

ところで、この横店にも最近、中国で人気の「ご当地アイス」がある。横店の各エリアで販売しているので、歩き疲れた時の休憩のお供にもなる。食べる前の映え写真撮影はお約束だ。

 

横店影視城・ご当地アイス

数種類のフレーバーがあるご当地アイス(横店)

 

「秦王宮」エリアも他エリア同様に、アクション・ショーなどのイベントがあるので、入場したらまずショーのスケジュールをチェックしよう。

 

*「中国影視城」についてはこちらのブログでも紹介している。

https://flymedia.co.jp/中国時代劇ドラマのロケ地

https://flymedia.co.jp/横店影視城の清明上河図

 

横店影視城「秦王宮」景区:

浙江省金華市東陽市横店鎮長征路と影視大道の交差点付近

 

 

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