2016年5月19日、中国3大ポータルサイト『騰訊網』によると、13歳の少年が投げた15センチメートルのスローイングナイフが、12歳の少女の後頭部に突き刺さるという事件が発生した。
後頭部に突き刺さったスローイングナイフ(出典:騰訊網)
5月16日の夜、東莞市第三人民医院に急患が搬送された。患者の名前は、姚慧琳(タオ・フイリン)さん、12歳。後頭部にスローイングナイフが刺さった状態で、すぐにCT検査が行われた。結果、ナイフの先は頭蓋骨を貫通し、脳に3センチメートルほど食い込んでいた。大人の場合、頭蓋骨は非常に頑丈で、スローイングナイフが貫通することはほぼないが、子供の場合、頭蓋骨が未熟で頭頂骨と後頭骨の間に隙間があり、その隙間を縫ってナイフが脳内に到達した。
被害者のCT画像(出典:騰訊網)
手術は全身麻酔を使用し、工具を使いナイフを抜いたが、後頭部に刺さっていたナイフの刃先には台湾の有名な武俠小説に登場する小刀「小李飛刀」という文字が刻まれており、オペ室には衝撃が走った。なぜならば、小刀「小李飛刀」は、尋常でない速度で飛び、百発百中で命中し、誰も避けることができないとされているからだ。
スローイングナイフ「小李飛刀」(出典:騰訊網)
スローイングナイフの持ち主で、今回事件の加害者である13歳の少年は、すぐに警察に保護された。姚さんの話によると、夕食後、同級生と共に近くの公園で遊んでいたところ、同級生と少年が口論になり、その場を去ろうとした時に、少年は同級生をめがけてスローイングナイフを投げ、結果、姚さんの後頭部に突き刺さったという。
13歳の加害者は、規定に基づき、刑事責任は問われず釈放された。8000元(約13万4500円)に上る医療費は、加害者の少年の両親が支払い、賠償に関しては今後双方で話し合われる。
参考:
http://news.qq.com/a/20160519/078232.htm
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