日本のアニメ文化は、中国にも浸透していて、大人気です。
「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」、「ちびまるこちゃん」は誰でも知っているし、昨年日本にロケにやって来た中国人の制作スタッフたちは「進撃の巨人」の大ファンでした。好きすぎて映画館に劇場版を観に行ったほどです。中国語の字幕もないのに、見終わった後、面白かった!と大興奮でした。
ここ数年では、そういった日本のアニメカルチャーが人気なだけでなく、アニメやオタク文化から派生した日本語そのものが、中国でも使われるケースが出てきています。
その代表的なものの一つが、「萌え〜」という言葉です。日本でもアニメ好きの間ではよく使われる言葉ですよね。中国でも4年くらい(?)前から、「萌える」という言葉がよく使われるようになりました。面白いのはアニメが好きな人だけでなく、日本よりも幅広い若者世代全般に使用されていることです。
たとえば、ちょっと面白くてかわいらしいモノやキャラクターを見て「萌える」と言ったり、赤ちゃんや動物の可愛らしい仕草を見て「超萌(超萌える)」「萌死了〜(死ぬほど萌える)」とコメントしたり、日常生活で普通に使われていることに驚きます。
これまでなかった「萌える」という言葉の響きが、「かわいい」とはちょっと違うフィーリングを言い表すのに、しっくりきたのでしょうね。
毎年いろんな流行語が出てきますが、本当に面白いなと思います。
今度試しに「萌」を使ってみてくださいね。すぐに通じますよ!