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日本でもすっかりお馴染みのイベント、ハロウィン。上海でもハロウィンの時期になるとカボチャやお化け等をあしらった飾り付けが各種のお店で見られるようになり、ハロウィンにちなんだイベントも行われている。
今年の上海のハロウィンは、コロナ禍後初めてのハロウィンで、イベントに参加する上での条件がなくなったことから多くの人が参加した。ハロウィンに先立つ、10月29日、39日の週末には多くの商業施設でハロウィンのイベントがあり、街中で盛り上がりを見せた。
今年の上海ハロウィンで最も注目されたスポットが、巨鹿路。
旧フランス租界のエリアにあり、沿道には旧建築や小規模商店が建ち並ぶ。バーがそこそこあり、その多くがハロウィンのイベントや飾りつけをしていたことから、若者がハロウィンを楽しむ場所として注目した模様である。
今回のハロウィンでは巨鹿路158号「にあるFOUND158」が中心地となった。
ここは半地下の空間にナイトライフを楽しめる飲食店、特にバーが多く集まっている。
巨鹿路をそぞろ歩き、最後に「FOUND158」でひと休みしたり、集まった人の仮装を見、写真を撮って楽しむのがコースとなった。ハロウィン数日前の週末より、夜間仮装した人が集まりだし、周辺は人が多くなり話題になった。
ハロウィン当日に巨鹿路を常熟路から「FOUND158」がある瑞金一路まで歩いてみた。2km足らずの行程で、通常であれば20~30分あれば歩ける距離である。時間は夜8時。スタート地点から既に多くの人がおり、「FOUND158」の方向へ歩いていた。
歩いている人の年齢層は20代~30代前半の若者が多い。多くの人は仮装をしておらず、仮装を見に来ていたり、ハロウィンで盛り上がる雰囲気を楽しみに来ていた。巨鹿路は車が通れる道であるが、あまりの人出に車道にも人が歩いており、車の通行を妨げる事態にもなっていた。
仮装をしている人が歩道の所々でポージングをすると、人がどっと集まり写真を撮ったり一緒に記念撮影を楽しんでいた。
人はどんどん増え、瑞金一路まで来ると人の多さはピークを迎えた。この交差点を渡った先に「FOUND158」があるが、既に入場規制が敷かれており、中の様子を伺うことはできなかった。
この日、最寄りの地下鉄駅13号線「淮海路」駅は夜間営業停止となった。翌日もこの交通管制は続き、地下鉄や路線バスの運行に影響が出た。
このような大変な人出だった2023年の上海ハロウィンであったものの、警備体制がしっかりしていたことからか、雰囲気は全体的に和やかで、興奮したり衝突が起こるようなことはなく、ニュースでも大きな混乱があった話はなかった。来年のハロウィンはどんな盛り上がりを見せるのだろうか。
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