12月24日のクリスマスイヴ、新しいもの好きが集まる都市—上海にロボットラーメン店がプレオープンしました。場所は北外灘ビジネスエリア、日本の人気ラーメン店が多く進出している上海でのお披露目。そのお味はどうでしょうか?
店内では「見せる厨房」のレイアウトで、ガラスを通して、2台のロボットが作業する様子を見学することができます。2台のロボットが麺をゆでる、スープを器に入れる、具材を盛りつけるなどのステップを分業して、1杯のラーメンを作るそうです。その作業時間は、なんと1杯90秒。ロボットならではのムダのない、キレキレの動きで淡々とラーメンを作っていきます。そのロボットのあまりにスムーズな動作に、ちょっと味気なさを感じるお客様もいるようです。ムダがない分、効率が良いので、回転は早そうですよね。
店舗関係者は、麺をゆでる時間や盛り付けの量などを正確に作業でき、スープの温度や味がブレることなく、基準に合う1杯が提供できると自信をもって語っています。
このラーメンロボットの技術、もとは日本の技術だそうですが、お店のオーナーが改良し、アップグレードさせた技術を中国に持ち帰ってきたそうです。
上海の飲食店では作り手によって味が違うことやチェーン店でマニュアル通りに提供できないことは珍しくないのですが、このロボットラーメン店では、いつ行っても同じ味で提供してくれるはず。
期待は高まるものの、「ロボットが作る」という話題性以外に、グルメファンへ味という魅力でアピールできるか、他サービスでもリピーターを育てていけるか、今後が非常に楽しみな店舗です。