「目の中に入れても痛くないほど可愛い」とはよく言いますし、聞きますが、中国吉林省長春市に住む田嘉石さんは「口の中に入れても痛くない?ほど」可愛がっているペットがいます。それは、何と毒ヘビやサソリなど毒を持つ生き物だそうです。
田嘉石さんは、もともとオンラインゲームに登場する「五毒教(五仙教)」という毒の扱いに長けた流派に魅了され、毒ヘビ、サソリ、ムカデなど毒を持った生き物に興味を持ったそうです。そしてネットでこれらの有毒な生き物の飼育方法を検索したり、購入したりして、7年間で数十匹の有毒ペットを飼育しているそうです。そのうち、飼うだけでは飽き足らずに、本人いわく「調教して」、過激なパフォーマンスを披露しているというから、驚きです。
田嘉石さん本人は全く平気にパフォーマンスをしているのですが、ムカデ、サソリなどまさに危険と隣り合わせのパフォーマンスに、見ている方が手に汗握り、ハラハラドキドキ。特にこの有毒ペットを口の中に入れるパフォーマンスには観客も呆然。調教しているペットだから飼い主を咬まないのかと思いきや、これらのペットを飼育してから全身の傷は絶えず、実に100回以上咬まれているそうです。しかもそのうちの1回は毒クモに舌を咬まれ顔半分が腫れたこともあるそうです。それでも田嘉石さんは有毒ペットとのパフォーマンスを続けていきたいと語り、そのパフォーマンスもすでに1000回以上をこなしているそうです。
さて、この田嘉石さんはこれらのパフォーマンスで生計をたてているわけではなく、実はれっきとしたダンス講師です。大好きな有毒ペットを購入するために、この過激パフォーマンスでお金を稼いでいるので、「辞めるわけにはいかない」とのこと。
度胸があるというか、命知らずというか、何が彼をそこまで掻き立てるのか?「毒の魅力」にはまってしまった田嘉石さん。この中毒症状はいつまで続くでしょうか?
参考:http://www.bj.xinhuanet.com/tp/2015-11/19/c_1117191370.htm