2017年6月24日、騰訊網によると、近ごろ中国のネット上で「四川省成都市の都会でわが子を牛に乗せて幼稚園に送る父親」が話題になっている。
この父親の名前は李里さん。昨年の冬に息子が幼稚園に通うようになり、時間があれば息子を牛やロバの背中に乗せ、自宅から約3キロメートル離れた幼稚園に送り届けている。
中国では親が自分の子を幼稚園や小中学校まで送り迎えするのが一般的だが、その大部分は自動車を使う。農村地帯ならともかく、都会で牛やロバで送り迎えをする光景はかなり目を引くことだろう。
李さんは国学に心酔しており、牛や、馬、ロバ、ブタなど180種類あまりの動物飼育する「国学動物園」を持つほか、国学関連の私塾も開いているという。牛やロバの背中に乗せて送り迎えをする途中、息子には古典の暗唱をさせたり、親子の会話を楽しんだりするとのこと。「伝統文化をわれわれの衣・食・住・行の中に貫かせるべきだと思う。牛やロバに乗せるのはその一環。動物の背中に乗っている間、子どもは動物とコミュニケーションが取れる。そして道中、私が植物の知識を教えている」と李さんは語る。
糞を掃除するほうきを持ちながら、愛するわが子が乗った牛やロバをゆっくりと引っ張って行く李さん。送り迎えだけでなく、買い物に行くこともあるという。妻は当初、子どもが落ちるのではないかと心配していたようだが、李さんは「子どもは勇敢であるべきで、その鍛錬も必要。今の子どもたちは甘ったれすぎる」と考え、続けているとのことである。
参考元:http://news.qq.com/a/20170624/004813.htm#p=1
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