2017年6月25日、騰訊網によると、中国のノスタルジックな観光地、雲南省麗江「千古情」区で、油で揚げた昆虫の大食い大会が開かれ、全国各地から来ている観光客らが地元の民族衣装を着て、命がけで参加、大いに盛り上がった。
ミャンマー東部や中国雲南省、ラオス北部、タイ北部の少数民族の間では、竹虫をはじめとするバッタなどの昆虫を素揚げにしたりして食べる習慣がある。酒のつまみにもなるものだ。
この日の大会でも、竹虫、バッタ、イナゴ、水トンボ(中国名:水蜻蜓)、蚕のさなぎなど多種類の昆虫が油で揚げられて器に盛られ、次々に観光客たちの前に運ばれた。観光客たちは、手で触らないで口だけで食べたり、ビニール手袋をして両手で口にほおばったりして、真剣勝負に挑んだ。
最終的に、四川省重慶市から来た男性の彭さんが、5分間に1キログラムもの昆虫をたいらげ、みごと賞として地元から贈られた金の延べ棒(純金のもの)をゲットした。
実は、昆虫グルメ。国連食糧農業機関(FAO)が昨年、「昆虫は栄養価が高く採取も容易で世界の未来のために理想的な食料と考えられる」という報告書をまとめており、中国や日本、そして世界でちょっとしたブームになっている。
竹虫は、タケシトガの別名で、英語ではバンブーワーム。竹の中に生息する体長3センチほどの細く小さな蛾の幼虫で、竹しか食べていないため、クセがなくてとても食べやすく、昆虫グルメの初心者向けだと言われている。桜エビのような食感でスナックとして気軽に食べられる。
日本では、東京都内の高田馬場のレストランで食べられるということだが、まさに食の中国。世界の昆虫グルメの最先端を行っているようだ。
(情報元:http://news.qq.com/a/20170625/019220.htm#p=1)
(写真元:http://www.sohu.com/a/151929203_226388)