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2017.06.06
立ち退きを断り続けて7年、最後は補償金約2億円を手に入れて粘り勝ち?

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2017年6月3日の鳳凰網(フェニックス・ウェブサイト)によると、安徽省の男性が、7年目にしてようやく立ち退き協議に合意し、約2億円の立ち退き補償金を手に入れた。

 

この男性は、安徽省蕪湖市(ぶこし)に住む汪志明さんで、今年62歳。汪さんは5人家族で、九華中路付近の公道にある3階だての一軒家に住んでいた。

 

最初の立ち退き勧告は2010年。公園増築のための立ち退き候補地にあがったが、汪さんは補償金が安いと抵抗した。汪さんの家には3つの間口もあり、全部で約900㎡になるのに、補償金が162万元(約2600万円)というのが納得いかなかった。同等面積の保証を主張したが、受け入れてもらえず、その後裁判所に提訴し、2012年1月に判決で立ち退きは無効となった。

 

 

2度目の立ち退き勧告は付近の九華中路の拡張のためで、このときも同等面積の保証を主張し、抵抗した。その間、汪さんの家は九華中路の2車線を妨げ、車輛や歩行者の通行にも支障が出て、社会的にも話題となっていた。

 

何度も協議を重ねた結果、ようやく6月2日に、立ち退き協議書にサインした。

 

 

ところが、立ち退き補償金の基準が、当時の162万元(約2600万円)から現在の時価である1100万元(約1億8000万円)へと7倍ちかく跳ね上がっていたことから、ネットでは、「最初に立ち退きに合意した人が損をする」という批判的な意見が目立った。

 

今回、汪さんは自身が満足した結果になったものの、実はここ数年は社会的なプレッシャーも相当重かった。家を迂回して通行する九華中路が渋滞するたびに「申し訳ないな」という心苦しい気持ちになったとも語る。

 

もっとも、協議書にサインしてからは、希望がかなって、そうしたプレッシャーすら感じさせない、満面の笑みで引越しの準備に取りかかっている。「6日にも家を取り壊す作業に入るよ」と汪さんは喜びを隠しきれない様子だ。

 

(情報源:http://news.ifeng.com/a/20170603/51194075_0.shtml#p=1)

 

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