2017年5月30日、カナダの華字メディア51新聞によると、重慶市で5層構造の立体交差道路が完成し、その複雑さが話題を集めている。
話題になっているのは、同市の黄桷湾立体交差。中国南西部最大規模の、最も複雑でもっとも機能性の高い立体交差と称されており、2009年の建設開始から8年かけて完成したのだ。この立体交差は5層構造で、20あまりのランプに接続している。あやとりの糸の如く絡まり、細かく枝分れする道路の様子は、まさに都市の毛細血管だ。どこを通るとどこに行くのか、写真で説明されても1回では到底理解できないほど複雑だが、その分ここから市内の様々なスポットに行くことができるのである。
超複雑な立体交差を見た中国のネットユーザーからは、もはや3Dや4Dを軽く跳び越した「8D都市」だ、カーナビが仕事を投げ出しそうだといった感想が見られた。確かにここを通ると少なくとも1度は「ルートを外れました」と言われそうである。
もともと起伏の激しい場所にある山の街・重慶には驚きの建築物が少なくない。マンションの間に作られた高さ40メートルの高すぎる歩道橋、20階建てとほぼ同じ高さ72メートルをぐるっと一周する高すぎるランプウェイ、全長112メートル、高さ52.7メートルを2分半かけて登るエスカレーター、長さ1450メートル、高さ200メートルあまりを1975段かけて上り下りする天下一の階段など、数えあげればきりがないのである。
奇抜な建物や道路を見たくなったら、重慶に行くといいかもしれない。ここでは、マンションにモノレールが突っ込んでいく光景も見られるのだ。
(情報源:http://info.51.ca/news/china/2017-05/543686.html)
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