2017年4月18日、騰訊網によると、広東省深セン市の交差点でこのほど信号無視をする歩行者を減らすための「秘密兵器」が出現した。
中国では、歩行者による信号無視が日常茶飯事で、「中国式横断」などと称される。交通事故を招きかねない危険な行為であり、各地でその対策が講じられてきたが、あまり成果が出ていないのが現状だ。
そんな「中国式横断」を撲滅すべく、同市の交通警察が繰り出したのは「スマート赤信号横断証拠取得システム」。15日、新洲路と蓮花路の交差点で導入された。歩行者の交通秩序をスマートにかつ効果的に管理するとともに、社会の管理コストを節約するために研究に研究を重ねたうえに開発したハイテクシステムである。
その仕組みは、横断歩道に設置された監視カメラが信号を無視して横断する歩行者の姿を撮影、その画像を処理して現場に取り付けられた大型モニター上に掲示するというものだ。システムは24時間体制で稼働するという。
いつもの癖でうっかり信号無視をしてしまうと、目の前のスクリーンに自分の顔写真が……と言いたいところだが、スクリーンに表示されるのは本人の容姿に似たアイコンであり、本人の顔がそのまま映し出されることはないようだ。このあたりはプライバシーへの配慮だろう。
ハイテクを駆使して導入されたこのシステム、どこまで市民の信号無視を食い止められるだろうか。
情報源:http://news.qq.com/a/20170418/041516.htm#p=1
※株式会社フライメディアは、中華圏と日本をつなぐ会社です。
本日御紹介した「秘密兵器」関連の取材したい、もっと詳しくリサーチしてほしい、写真や映像を使用したいなどご要望がございましたら、是非弊社にお問い合わせください!