1月18日、騰訊網によると、湖南省長沙市の市民が15日に銀行のカードを作ったところ、突然銀行から12億元あまりが誤って入金されるトラブルが発生した。
同市の市民、劉さんは15日午後に同市内にある中国農商銀行の店舗でキャッシュカードを作った。その後家に戻ると、この銀行の担当者から電話があった。「あなたのカードで巨額のお金を入金してしまうミスがありました。至急銀行に来て処理を受けてください」という内容だったという。
12億元の取引を知らせる銀行からのメッセージ (出典:騰訊網)
そこで劉さんは夕方に再び銀行を訪問。すると担当者がまず劉さんにタバコ1箱を寄越してきた。それから担当者による指示のもとで劉さんが返金操作を行い、誤って入金された12億元もの大金は無事銀行のもとに戻った。
12億元が口座を行き来したことを示す取引明細(出典:騰訊網)
どうして突然12億元ものお金が劉さんのカードに入ったのだろうか。劉さんの話によると、担当者が10ケタの口座番号を誤って振込金額として入力してしまったのだという。明細を見ると、確かに口座番号も入金額も「1212405360」となっていた。銀行側は「担当者は新入りで作業に不慣れだったためミスを犯した」としている。
「億万長者になれたのは一生でたぶんこの瞬間だけだろう」と語る劉さんは、突然の出来事に驚いたようだが担当者を強く責めるつもりはない。「ネットに載せたらこんなに注目されるとは思わなかった。自分も彼にとてもつらい思いをしてもらいたいとは思わない」と気遣いを見せている。なお、銀行側はタバコのほか、劉さんの帰り際に200元の「お詫び金」を渡していた。
劉さんが受け取った200元の「お詫び金」 (出典:騰訊網)
参考元:http://news.qq.com/a/20170118/001516.htm#p=1
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