8月30日、騰訊網によると、江蘇省常州市に住む年配女性が23日、「助けてください」とのメッセージが書かれた紙幣を拾得した。この事がきっかけで、監禁されていたマルチ商法被害者が解放された。
「110」「助けて」と書かれた50元紙幣 (出典:騰訊網)
この女性は23日に同市内を散歩中、地面に落ちていた50元紙幣を拾得。そこには「助けてください」、「110」というメッセージが書かれていたが、子どものイタズラと思い気にかけなかった。しかし翌日、紙幣を拾った地点から近い所で今度は小さな紙の包みを発見。中を見るとまた「助けて」、「ネズミ講、最上階」とメッセージが記された紙幣が見つかったほか、身分証まで入っていた。
紙幣いっぱいに書かれたメッセージ。必死さが伺える (出典:騰訊網)
これは何かあると思った女性は、人の手を借りて警察に連絡。駆けつけた警官が女性の住む集合住宅の最上階に行き、一室から紙幣を落としていた張本人の男性を探し出した。
警察に保護された20代の男性は涙ながらに感謝を口にするとともに「マルチ商法の人に監禁され、いろいろ脱出を試みたがうまく行かなかった。最後にお金を撒く方法を思いついた」と経緯を説明。メッセージを書いた紙幣をすでにかなり落としており「誰も助けに来てくれず、ほとんど諦めていた」とも語っている。
女性の行動により、男性が晴れて解放されたほか、監禁していたマルチ商法の関係者3人が警察に身柄を拘束された。
情報源:http://news.qq.com/a/20160830/005732.htm#p=1
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