6月23日、騰訊によると、近ごろ陝西省西安市にある公園に設置されている巨石が、「石で体を温めると、病気が治る」という噂によって市民の間で人気を集めている。しかし、石を地肌に当ててやけどをする市民もおり、専門家は注意を呼び掛けている。
公園の巨石の上で仰向けになる市民 (出典:騰訊)
西安市内にある公園の広場に鎮座する2つの巨石。そのうえに市民が寝そべっている。よほど多くの市民が寝そべるのか、石はすでに摩擦によってテカテカに。服をめくって地肌を石に当てて、より高い「治療効果」を期待する市民もいるのだ。
うつ伏せになって腹を温める (出典:騰訊)
しかし、夏の日差しに照らされて石の表面は高温状態に。22日には、70歳くらいの女性が腹と背中を直接石に当てていたところ、皮膚が赤くなり、水ぶくれができるやけどを負った。女性は「会う人会う人に、『石の上に乗って病気など治る訳ないだろう』と言われる」と語っている。
やけどにはくれぐれもご注意を・・・ (出典:騰訊)
病気が治ると信じて石に登る市民が後を絶たない状況について専門家は、「科学的根拠に基づかない荒療治は、やけどや熱中症を起こしかねない。軽々しく民間療法を信じてはいけない」とコメント。病気になったらまずは医師に見てもらうべきだとの見解を示した。
参考リンク:
http://news.qq.com/a/20160623/059629.htm#p=1
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