5月9日、山東省臨沂市にて市民を驚かせるビックリ光景があった。颯爽と現れたBMWから降りてきた男性がトランクや後部座席を使って「ネギ」売りをはじめ、道行く人の注目を集めた。
白のボディに「ネギ」がよく映えているシュールな光景?
(出典:騰訊新聞)
この男性、孫彦坤さんの両親は苺のビニールハウスで自家用にネギを栽培していた。「母が入院し、ネギが食べきれなくなり、親戚や隣人に配ってもまだ余るようになったので、愛車のBMWで運び、街で売ることにした」と斉魯壹点の取材に答えた。
孫さんはブライダル産業に従事していて、お金に困っているわけではない。孫さん自身も「BMWで売ることはお金儲けや売名行為ではなく、両親が心血そそいでつくったネギを無駄にしたくない」から販売したと言う。そのため、ネギの価格も約500gで1.5元(約29円)と特価で販売。BMWで運んだ100キロのネギも瞬く間に売り切り、30分たたないうちに完売した。
車内にもいっぱいのネギが積まれている(出典:騰訊新聞)
「BMWでのネギ売り」がネットで紹介されると、ネット民の最初の反応は「どうせ売名行為だ」と冷ややかな見方も。ただ、孫さんの行為の背景に親孝行としての目的があると分かると、すぐに賞賛の声が上がった。
孫さんのように、お金に困っているわけではないが、時間をもてあまして、野菜を栽培したり、副業したりする両親と親孝行な子どもという関係を見るのは今では珍しくない。両親が苦労して育てたものを無駄にしたくないと実際に行動をとった孫さんはまさに孝行息子だと報道されている。
参考:
http://news.qq.com/a/20160510/046861.htm#p=1
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