河南省洛陽市に住む馬小鵬さんは足が不自由な愛妻のために、なんと自宅前に自作のエレベーターを完成させ、「愛情エレベーター」だと、ほほえましい夫婦愛にネットでも賞賛の声があがっています。
手作りのエレベーターで移動する二人(出典:騰訊網)
馬さんは奥さんの張桂林さんと知り合ったのはネットで、周りの強い反対を受けながらの結婚でした。奥さんの張さんは2006年に不注意で転倒し、対麻痺(ついまひ)患者となりました。対麻痺とは両下肢の麻痺のことで、脊髄の損傷や障害によるものだそうです。
張さんは「子どもを産むと尿毒症になる恐れも」と医師の宣告を受けましたが、女の子を出産。幸せは長くは続かず、その後医師に宣告された事が現実になりました。それでも「共に生きていきたい」と馬さんは張さんを支え、病院への定期的な透析に付き添います。
もともと馬さんの家は平屋で、2階建ての建物に阻まれ、光があまり射しこまず、足の不自由な張さんは家でなかなか太陽の光を浴びることできなくなりました。それを心配した馬さん、愛妻のために10万元(約190万円)をはたいて増築、2階建てにしました。張さんは2階で日光浴ができるようになりました。
すると、新たな問題が発生!2階を生活拠点とした張さん。車椅子なので、階段の上り下りが不便なのです。馬さんは不自由なく出かけられるようにしてあげたいと、思いついたのが「エレベーター」!約1ヶ月をかけて高さ約6mの自家製エレベーターを完成させました。
エレベーターが完成すると、周りから「模範的な夫」として注目を集めました。でも馬さんは「愛情?特別なことはしていないよ。夫婦なのだから、面倒を見るのは当然」と賞賛の声も気にしていないようです。
嬉しそうな笑顔をみせ愛妻を見つめる馬さん(出典:騰訊網)
この「愛情エレベーター」ができて、張さんも以前よりいっそう行動範囲が広がり、二人でよく散歩に出かけるそうです。エレベーターは材料から全て自分で購入しているので、費用も節約できたと話す馬さん、「残ったお金で車を買って、妻をドライブにつれていきたい」。馬さんの次の目標です。
参考:http://bjcb.morningpost.com.cn/html/2016-04/19/content_395473.htm
http://news.qq.com/a/20160419/016598.htm#p=1
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