中国青少年の約半数が懸垂をできないというこのご時世、なんと6時間で2016回も懸垂をする獣医学生が出現!
今、中国で「懸垂王」「男神」と崇められているのが、杭州出身の莫榮偉(モウ・ロンウェイ)さん。2013年に浙江農林大学獣医学専門に入学した、一見どこにでもいる大学生ですが、鍛え抜かれた上腕筋に関しては、誰にも負けない自信があります。
半月前、「6時間で懸垂2016回」という快挙は、農林大学の学生間でリツイートされ、同級生からは「懸垂王」「男神」と呼ばれるようになりました。懸垂というと中国でも「体育の悪夢」的存在。体質・健康の評価標準を示した『国家学生体質健康標準』では、懸垂6回で標準、10回以上で優秀と規定されています。また、2013年の中国国家教育部が全国で調査した結果によると、中国の青少年20数万人のうち、約半数以上が1回も懸垂ができないという現状でした。
そんな中、2007年にアメリカ人が打ち立てたギネス記録の「6時間で2456回」まで、あと一歩と迫った莫さん。莫さん曰く、この上腕筋は3年前に始めたロッククライミングと関係があるといいます。
大学の体育の授業でロッククライミングと出会い、すぐに大学チームに入会。平日は毎日3、4時間、週末もクタクタになるまで練習し、メキメキと頭角を現した莫さんは、ロッククライミングチームでも主要メンバーに成長。2014年浙江省第三回ロッククライミング大会、第六回青少年ロッククライミング大会、2015年中国大学生ロッククライミング大会、浙江省第四回ロッククライミング大会で、優秀な成績を残しました。
そんな莫さんは、「記録というものは、打ち破るためにあるのだ!」と今後も記録に挑戦していくつもりです。
参考:http://sports.qq.com/a/20160408/060447.htm#p=1
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