中国では、レストランのウェイトレスやラーメンロボットなど、様々な機能をもったロボットが登場しては、話題となっています。特に愛らしい外観の人型ロボットは、産業用としての実用性だけではなく、個人の趣味としてもコアなファンが多くいるようです。
ロボットの話題が紹介される中で、あまりにロボットが好きすぎて、ついに自分でつくってしまった男性が、その完成度の高さで注目を浴びています。
「小さなころからずっとロボットをつくりたかった」と話す香港に住むリッキーさんは、ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソンをモデルにしたロボット「Mark 1」を完成させました。外観だけを見るとロボットとは思えないほどの出来映えで、白く滑らかな肌に、吸い込まれそうなきれいな瞳を見つめれば、ロボットだと分かっていても思わずドキッとしてしまいます。リアルさを追求したリッキーさん、骨格は3Dプリンターでつくり、皮膚はシリコンを使用するというこだわりぶり。もちろん、プログラミングしている言葉には反応するので、「きれいだね」と声をかければ、眉毛や目を動かし、「ありがとう」と答えて微笑みます。美しい出来にリッキーさんも非常に満足だとか。
リッキーさんのように個人でロボットを製作する人もいれば、ロボットの話題性に目をつけて、開発しているところもあります。そこが北京の龍泉寺です。開発されたお坊さんロボットの「賢二」君が手に持つのはおしゃれなタブレット。お経を唱えたり、仏教音楽を流したりでき、伝統的なお寺と最新技術というギャップで一躍、お寺の人気者になりました。センサー機能を持つので、「どなたですか?」「何歳ですか?」「お師匠は?」など簡単な会話もできます。同じロボットがほしいと購入を希望する人も多いとか。関係者によると、商売にする気はなく、最新技術を使った方法で仏教を布教することが目的なので、今のところ大量生産は考えていないとのこと。
現在、様々な業界でロボットが導入されてきましたが、将来的には、より身近で活躍する多くのロボットの姿を目にすることでしょう。
参考:http://news.qq.com/a/20160406/033140.htm#p=1
http://news.qq.com/a/20160407/011613.htm#p=1)
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