メルボルンの雲海を見渡す高層ビルマンションからシドニーの豪邸まで、近年、中国人投資家による不動産購入はオーストラリアにまで広がり、いわゆる「土豪(田舎者の成金)」たちの不動産爆買いツアーも後を立たないそうです。
雲海を見渡す高層ビルマンションは、まるで中国人投資家のよう?(出典:今日泉州網)
英・タブロイド紙『デイリー・メール』によると、中国人による不動産購入で、オーストラリアの不動産価格は約55パーセント上昇。中国人投資家が購入した不動産総価値は、すでに10億元(約170億4000万円)を超えているそうで、同紙は、「オーストラリアはもっとも中国に依存している発展国だ」と指摘します。
オーストラリアの中国人投資家のうち、もっとも若い林進(リン・ジン)さんは、なんと24歳!800万ドル(約8億8300万円)で、オーストラリアでも屈指の高級住宅地ポイント・パイパーの豪邸を購入しました。
林進さんは若干24歳にして8億円の豪邸を所有!(出典:今日泉州網)
他にも、最新の『フォーブス』中国富豪ランキング22位にランクインした、オーストラリア籍華人の周沢榮(ジョウ・ズロン)さんは、2015年に7000万ドル(約77億2700万円)で、シドニー東部の高級住宅地ヴォクリューズの豪邸を購入。敷地面積2374平米で、駐車場は20車両も収容可能、シドニーの海を180度満喫できるそう!同氏は、オーストラリアでも最大の政治献金を提供している一人でもあり、過去10年で200万ドル(約2億2000万円)も献金してきたそう。
大富豪・周さんのシドニー湾を見渡す豪邸(出典:今日泉州網)
まだまだ、あります!青島安泰集団取締役の王志軍(ワン・ジジュン)さんは、5200万ドル(約57億4000万円)でシドニー・ポイント・パイパーの豪邸を、北京信威電信の株主、王慶輝(ワン・チンフイ)さんは、1800万ドル(約19億8700万円)で16部屋もある豪邸を購入。そして、ある中国人投資家は、メルボルンに計画されている、南半球一高い388メートルの高層ビル「オーストラリア108」の100階のマンション一室を2500万ドル(約27億6000万円)で購入!誰が購入したか、詳細は未公表だそうです。
中国人投資家によるオーストラリアの不動産爆買いは、まだまだ続きそうですね。
2018年に完成予定の「オーストラリア109」(出典:今日泉州網)
参考:http://www.qzcns.com/qznews/2016/0405/438660.html
※株式会社フライメディアは、中華圏と日本をつなぐ会社です。
本日御紹介した「不動産の爆買い」関連の取材したい、もっと詳しくリサーチしてほしい、写真や映像を使用したいなどご希望がございましたら、是非弊社にお問い合わせください!