地上350メートル!重慶の断崖絶壁で「空中綱渡り国際大会」が開催され、中国で「空中王」と称される綱渡りの名手・アディリさんが大健闘しました!
地上350メートルの綱渡りをするアディリさん(出典:新華網)
3月30日、世界自然遺産に登録されている重慶・武隆天坑三橋にて、「武隆天坑・空中綱渡り国際大会」が開催されました。参加者は、中国、イタリア、スイスを代表する綱渡りの名手、計3名。高さ350メートルの断崖絶壁に張られたロープを棒を持って渡り、100メートルのタイムを競いました。
命知らずの空中綱渡り(出典:新華網)
中国代表として参加したアディリさんは、新疆ウイグル自治区・カシュガル出身。ウイグル族の伝統芸術には、「ダワズ(darwaz)」と呼ばれる空中綱渡り芸があり、アディリさんは、先祖代々、400年もダワズの演技者を輩出している、バリバリのダワズ家系の6代目なんだそうです!(ダワズは、2006年に中国の「国家無形文化遺産」にも登録)
現在は、新疆雑技団でパフォーマンスをしており、その実力はというと、命綱なしの空中綱渡り世界最長記録(1399.6メートル)や、198時間23分、空中綱渡り演技をし、空中で60日間生存するという世界ギネス記録を持つなど、中国では「空中王」として称されています。
真剣な眼差しのアディリさん(出典:新華網)
小雨が降り、ロープが滑りやすくなっている中、競技はスタート。結果はというと、22の世界タイトルを保持するスイスの選手が42.04秒のタイムで優勝!アディリさんは惜しくも破れましたが、それでも52.97秒のタイムで大健闘しました。アディリさんの今後の活躍にも目が離せませんね!
優勝したスイスの選手(出典:新華網)
参考:http://www.cq.xinhuanet.com/2016-03/30/c_1118490060_2.htm
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