日に日に暖かくなってきて、中国でも行楽シーズン到来です!休日になると、人々は大都会の微小粒子状物質(PM2.5)から逃げるように、郊外の自然豊かな観光地へ。そんな観光地では、現地で採れる農産物の隣に、新鮮な空気が入ったビニール袋が置かれ、新たな「特産品」となっているようです!
「森林が85%を占める地の空気」「中国で深呼吸できる町の空気」「海抜1400メートル以上の高山の空気」「空気を買うことは、健康を買うこと」「工業汚染ゼロの空気、大袋30元(約515円)、小袋10元(約172円)」。
満開の桃の木に、ビニール袋と売り文句が並べられたのは、広東省・連山県にある金子山。ここは、PM2.5とは無縁の自然豊かな地で、日々、PM2.5で空を覆われている珠江デルタ(広州、香港、深セン、東莞、マカオ)の市民がこぞって避難してくる観光地となっています。
そこで、例年、観光客向けに山で採れたタケノコやキノコなどを路肩販売している壮瑶村の人々は、この地の新鮮な空気をお土産として持って帰れるように、ビニール袋に詰めて販売するように。
観光客の反応はというと、笑って通りすがる人もいれば、携帯で空気と自撮りする人、値切る人、実際に購入して持って帰る人も!
広州から来た女性は、村人の奇抜な発想に負け、数袋購入。新鮮な空気を吸った後、桃の花を入れ、再度新鮮な空気を入れて、桃の香りの空気を楽しんでいたそうです。
参考:http://www.huanqiu.com/www/mobilenews/hot/2016-03/8737981.html
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