消えゆく中国の列車「緑皮車」をスーパーに改造した10代の若者

2018年5月15日、騰訊網によると、中国の都市部であまり見かけなくなった緑色の在来線列車「緑皮車」を改造した商店が陝西省西安市に出現し、注目を集めている。

 

ひと昔前は、中国の列車と言えば車体がほぼ緑一色の「緑皮車」が当たり前だった。しかしこの10年で高速鉄道網が急速に発展、大都市間の鉄道移動は流線型で白を基調とした高速鉄道列車に取って代わられ、「緑皮車」は主に地方の鉄道輸送を担う存在となったのだ。

 

 

陝西省の省都である西安市でも「緑皮車」を見かける機会が少なくなったようだが、このほど高層ビルに取り囲まれた市街地の広場にその車両が1両姿を見せた。列車としての役目を終えた「緑皮車」が改造を経て、スーパーマーケットとして生まれ変わったのだ。

 

 

「緑皮車」のスーパーをオープンさせたのは、2000年代生まれの若者・董文博さんだ。店を開いてからまだ2カ月だという董さんは「地域住民のニーズを基本的に満たせる商品が揃っている。収入は日によってまちまちで、多い時には1日当たり1500元(約2万6000円)あまりの売り上げがある」と語る。店内には輸入物のワインや食品のほか、日用品、玩具などさまざまなジャンルのアイテムが並ぶ。

 

この「緑皮車」スーパー、車両だけではなくレールまで揃っている。住宅地には子どもが多いため、車両の外には「列車の周囲1メートル以内で追いかけっこをしたり、列車によじ登ったりしないようにしましょう」との思いやりある貼り紙も見られる。

 

(情報源:http://new.qq.com/omn/20180515/20180515A1BB4D.html#p=1

 

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