2017年8月21日、ネットニュースサイト「今日頭条」網によると、息子が成長して、以前製作してプレゼントした電動カーでは物足りなくなったため、お父さんが新たに電動カーを製作、このたび完成させた。
トランクまで?!見よ!お父さんの力作(出典:今日頭条網)
「ねえ、いつになったら作ってくれるの?」5歳になる息子からせかされ、お父さんはいよいよ腰をあげて、本格的に新しい電動カーの製作にとりかかった。新しい電動カーを作ることを息子に約束していたものの、ずっと延び延びになっていたのだ。
いよいよ製作スタートだ(出典:今日頭条網)
電動カーの製作をするにも当然、自宅に優れた精密機械はなく、あるのはごく一般的な電動工具のみ。頼りになるのは溶接工として培った経験のみというお父さん。
厳しい製作条件の中、電動カーのアクスル(車軸)には、中国最大のECモールとして有名なサイト「淘宝(タオバオ)」網で大きさ、規格、部品、動力や価格などを比べて、電動三輪車のリアアクスルが一番適しているとして採用した。ダンパーをはじめ、サスペンションを構成する細々な部品は適当なものが見当たらなく、改めて設計してつくった、お父さんの特別仕様だ。
細かい装備にもこだわりを見せる(出典:今日頭条網)
毎日、日が暮れるまで作業を続ける日々が半月続いた。電動カーはミニでもリアリティを追究し、バックミラー、CDデッキ、トランクをつけるなど、細部にまでこだわった。
息子のためにできるだけ本物に近いものをというお父さんの親心だ。
座席シートは廃車となったマイクロバスのシートをリサイクルし、皮革を張った。材料費は30元(約504円)。丁寧に塗装を繰り返し、完成までおよそ2ヶ月かかった。
ツヤ出し塗装し、完成!(出典:今日頭条網)
このお父さんご自慢の電動カーは、総重量150キロで、最高時速は30キロ。人件費を除いた製作コストがおよそ4000元(約67.200円)かかった。
実は、中国では、こうした祖父母や両親が子どもや孫に電動カーをつくりプレゼントするニュースは多く、ネット民には、どちらかというと冷めたコメントが目立ち、「買ったほうが安い」「人件費が一番高いのだから割に合わない」などシビアな意見も多かった。
(情報源:https://www.toutiao.com/a6456277352061075981/#p=1)
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