2017年7月20日、今日頭条によると、仕事中の事故で植物人間状態になった夫と幼い息子のために必死で働く女性が、安徽省の農村にいる。
王第第さんと夫(出典:今日頭条)
王第第さんは同省宿州市の農村に住む30歳の女性だ。夫と4歳の息子と仲睦まじく暮らしていたが、昨年11月に夫が工事現場で作業中に8メートルの高さから落ちてきた鋼鉄の枠に当たって倒れる事故に遭い、命を取り留めたものの植物状態になってしまった。
高額な治療費を支払うために王さんは方々から借金をしたが、大病院での治療継続は難しく、地元の小さな病院で回復を待つほかに道はなかった。周囲からは「若いのだから、別れた方がいい」と勧める声もあったが、とても優しかった夫と可愛い息子を見捨てることなどできないとして、自ら工事現場で肉体労働に従事して治療費を稼ぎだした。
愛する夫のため、肉体労働をする王さん(出典:今日頭条)
夫が事故に遭う前、息子はいつもおもちゃを買ってほしいとせがんでいたという。しかし今は「おもちゃはいらない。見るだけ。お金を貯めてパパを治すんだ」と言うのだ。そんな健気な息子は、自分で書いた一家3人の絵をパパに見せ続けてきた。そして事故から8カ月経ったある日、奇跡が起きた。いつものように息子が絵を夫に見せていたところ、絵を変えるのに合わせて夫の頭が動いたのだ。病院の医師も「まさに奇跡だ」と驚いたという。
息子が描いた絵に反応を示す夫(出典:今日頭条)
しかし、一家の状況は経済的にも体力的にももはや限界だ。王さんは夫の職場に治療費の負担を求めたが、これまでの費用を支払う一方でこれから先の治療費については負担を拒否。労働仲裁を申請したが、仲裁結果が効力を発揮するまで家計が持つかどうか分からないという。王さんは毎日、少しでも夫の記憶が戻るようにと1日の出来事を話し掛けるとともに「早く良くなってくれないと……」と涙を流している。
(情報元:http://www.toutiao.com/a6444835794547900942/#p=1)
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