2017年5月29日の華商網によると、28日夜、西安市の陜西国防工業職業技術学院は、寮に残り、実家に帰って家族と端午節を祝えない学生たちのため、ちまき作り競技大会という、いきなイベントを催した。
中国の端午節は、毎年旧暦5月5日。春節、中秋節と並び、三大伝統節句として重要な祝日であり、三連休となる。家族揃ってちまきを食べて団欒する習慣だが、広い中国のこと、寮生の中には遠くの実家に帰れない学生もいる。
夜7時、競技大会に参加する学生たちが、ちまきを包む竹の葉(皮)やもち米を持って学内のレストランに現れ、イベントが始まった。
もち米を竹の葉で包む学生たち
見ていたレストランスタッフのおばさんたちが、すぐさま袖口を捲り上げ、学生たちの中に入って、慣れない手つきの学生たちに作り方の指導をした。レストランの中で食事をしていた他の学生たちも、興味深げに周りを囲み、競技に参加している学生たちを声援した。
楽しそうな学生たち
競技の時間は、30分で、その間に作ったたちまきの数とその形の美しさを基準に優勝者、準優勝者、第三位が選ばれた。競技参加者は、100人に上った。
競技の後は、今度は大学の先生たちが包み終わったちまきをゆでる番だ。翌日に学生たちにゆであがったちまきを配って、みんなに一味違う端午節を過ごしてもらおうという手はずだ。
29日の早朝、鍋からゆで上がったばかりのアツアツのちまきを先生たちが学生たちの寮へと運び、家に帰らないで学校に残っていた学生たちと祝日を祝った。学生たちは、今年の端午節は、自分たちで作ったちまきをみんなで食べられ、とても有意義な休日だと語っていた。
出来上がったちまきを手に喜ぶ学生たち
日本では、端午の節句は5月1日に、「男の子の節句」「こどもの日」として祝われ、各種の行事が行われる。中国の「子供の日」は、6月1日の「児童節」。2002年からの新しい祝日で、特に男の子の、という意味合いはない。
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