最近、上海のあちこちで見かける「オレンジと白」の自転車。これが今話題のアプリで使えるレンタサイクルサービス「Mobike」だ。アプリをインストールして登録するだけで、周辺の空いている自転車を探し、目的地付近まで自転車で移動できる。
鮮やかなオレンジがトレードマークだ
従来の公共自転車サービスは指定の駐輪場から駐輪場までの移動が一般的。指定の駐輪場が目的地から遠かったり、手続きが面倒だったりと、利用率は上がらず、話題にもならなかったが、この「Mobike」は、周辺に放置された?空き自転車があれば、どこからでも使え、どこにでも乗り捨てることができるという便利さで人気急上昇。もちろん駐輪する場所のルールもあるが、目的地近くまでの移動が十分可能なのだ。例えば、バス停や地下鉄を利用する人でも自宅から駅まで歩くには遠いというときに使える。外国人も登録すれば、簡単に使えるので、日本人利用者も多い。
アプリをインストールするだけで手軽に使える
登録も使用もとても簡単。アプリをインストールして実名登録をし、Wechatやアリペイで保証金(299元=約4700円)と使用チャージ料を支払う。使いたいときに、アプリで付近の空き自転車をチェック。空きがあれば予約も可能で、予約は15分間有効だ。ちなみに予約をキャンセルしてもキャンセル料はかからない。自転車のハンドル中央にあるQRコードをスキャンしてロックを外して使用。
QRコードをスキャンしてGO!
返却は目的地到着時に、自転車駐輪エリア(歩道に白で表示がある)に駐輪し、後部車輪の鍵を締めればOK。アプリでも返却完了が確認できる。ルールを守って駐輪すれば、「乗り捨て」ができるというのもこのサービスのポイント。
さらに30分使用で1元(約16円)という安さも魅力。ルール違反防止のため、ポイント制を導入していて、違反をすると減点され、ポイントが一定数以下になると使用料が値上がりするという仕組みを取り入れている。その逆にルール違反を通報するとポイント加算がある。
ユーザーからは、「便利だけど、カゴがない」「サドルの高さが調整できない」「台数が少ない」など不満の声もあるが、最近になり、カゴ付きの「ママチャリ」タイプも登場し、多様なニーズに応えている。使用料は30分0.5元(約8円)。
「アプリで申請、アプリで決済」という今風のスタイルは流行をおう若者ニーズにマッチして快進撃はまだまだ続く。
ちょっとそこまで!というときに大活躍
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