9月から新学期がスタートする中国。8月最後の週末、残り少ない夏休みを青空の下で過ごす家族連れの姿が多く見られた。
8月最終週の上海の天気は雨模様が多く、事前の天気予報でも週末は「曇」とあり、屋外へ出かける家族も少ないのではないかと思われたが、週末になってみると予報に反しての「快晴」。日差しが強く、これまでの酷暑を感じさせるかのような気温の上昇で、夏最後の思い出づくりとばかりに外へ出かける市民が多く、上海市内の公園はレジャーを楽しむ家族連れでにぎわっていた。
家族連れに大人気のアウトドアワゴン（上海）
近年のキャンプ・アウトドアブームの影響を受け、バーベキューやアウトドアスポーツを楽しむ人は相変わらず増えている。公園ではテントやハンモックを張ってプチバカンス気分を満喫、思い思いの休日を過ごす家族の微笑ましい光景が見られた。
「濱江森林公園」の芝生エリア（上海）
上海市民の憩いの場所の一つ「濱江森林公園」は朝早くから家族連れが来園し賑わいを見せていた。ここは芝生にテントを張ることができる公園の一つで、園内には6つの芝生エリアがある。青々と広がる芝生にテントが張られている風景は、どこを切り取ってもSNS映えする写真が撮影できる。
園内のバーベキュー・ポイント（上海）
生い茂る緑に囲まれている園内では森林浴もおすすめ。電動カートにのっても一周するのに1時間以上かかると言われるほど規模の大きい公園なので、芝生エリア以外の森林エリアの小道では他の来園者に会うことも少なく、静けさの中でゆったりと過ごすことができ、週末にリフレッシュしたい人にぴったりの公園である。
長江の河口を一望できる絶景スポット
また、この「濱江森林公園」でも絶景スポットとされる、雄大な長江の河口を一望できる展望台もあり、見晴らしが良く、前を通るコンテナ船をボーッと眺めているだけで、時間がたつのを忘れてしまうほど、のどかな気分になる。
市内には湖のある公園も多い（上海）
このほかにも市中心から交通アクセスが便利な公園も多く、凧揚げをしたり、水のある公園ではサップ（スタンドアップパドルボード）やボートを楽しむ家族連れの姿もあり、残り少ない「夏」の日差しを楽しんでいた。
上海濱江森林公園（Shanghai Binjiang Forest Park）：
上海市浦東新区高橋鎮凌橋高沙灘3号
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