台湾マクドナルドに日本円920円の高級バーガーセットが登場

世界各国の値段の相場を比べる為にたびたび登場するマクドナルド。現在台湾では高級志向を謳った「極選系列(厳選シリーズ)」のハンバーガーが登場している。

 

コロナ生活が長引きはや3年目となり、海外旅行という楽しみを奪われた台湾人の間では、今「プチ贅沢」がブームになりつつある。海外旅行に行けなくなった分のお金を日常の食や趣味に使おうという人が増えているのだ。

 

とはいえこのマクドナルドの厳選シリーズは5年程前から誕生しており、日本でいう「グルメバーガー」的なポジションに当たるようだ。アンガスビーフを100%使用したハンバーガーを中心に、厳選素材のハンバーガーを毎回展開している。個人的に筆者は「アンガスビーフ+アボガドのハンバーガー」にどハマりしており、期間限定で販売される度に日常のささやかな贅沢としていた…。

 

6月初旬から販売された今回のシリーズはフランスがテーマ。

 

これがマクドナルドか?!と思わせるような気品漂う店内POP

 

アンガスビーフ100%のパティに(チキンも選べる)厚切りのハム、フランス式の粒マスタードを使用したハンバーガーだ。

 

今回のシリーズはコマーシャルにも非常にこだわっており、YouTubeで流れるたびに食欲をそそるのであった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=-lzr0Hm5n-I

 

長年台湾にいる筆者にとっては「台湾もついにここまで小洒落てしまったか…。」という少々の寂しさも残るCMだ。

 

そして更に注目すべきは「価格」である。台湾のマクドナルドでも以前の日本と同じように「フライドポテトの原料であるじゃがいもが足りない問題」が起きており、メニューにはなんと台湾の「地瓜(ディーグア)」と呼ばれる日本でいうサツマイモでできたフライドポテトを選ぶことができる、つまり代用品をうまく活用した事になる。(現在通常通りじゃがいものフライドポテトも供給できているようだ。)

 

厳選シリーズのメニューには(無理やり日本語に訳すと)「フランス式マスタードを使用したハム&アンガスビーフハンバーガー フライドさつま芋セット」を大々的にセンターに置いて宣伝しており、お値段なんと202元。

ハンバーガーとポテト、ドリンクで200元を超えるセットは台湾のマクドナルドではなかなかお目にかかれない。(ちなみにビッグマックセットは現在143元)

 

更にこの202元というお値段、現在の円安の状況の中、日本円に換算するとなんと約920円なのだ。

 

台湾でのファーストフードとしてはかなりの贅沢気分で注文してみた…。

 

フランス気取りな筈なのに甘いサツマイモはまるで大学芋を彷彿させる味であった

 

こちらが話題のアンガスビーフ100%のハンバーガー

 

 

食べてみた感想は…  920円あったら日本のモスバーガーで食べたい。

これが率直な感想だった。(日本のモスも値上げしたそうだが(泣))

 

暫く続く円安と物価上昇の波に今後ももがき苦しみそうだ。

 

 

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