和食や日本が大好きな人々が多い香港では、以前よりコンビニエンスストアやスーパー等でおにぎりが売られていた。しかし筆者はなんとなくそれらを敬遠してきた。なぜなら食べた途端がっかりするのが怖かった為である。
しかし「華御結(はなむすび)」という名前のおむすびチェーン店が香港にオープンし、瞬く間に各地で店舗を見かけるようになり、仲の良い日本人の友人から「日本のものと何ら違わない上にとても満足できる味だ、大好物だ」という評判を聞き、とうとうそれを試してみた。
以来その日から香港で売られる「華御結(はなむすび)」の大ファンとなった。
沙田駅構内の「華御結(はなむすび)」店舗
今や忙しい朝や何も食事を作る気がしない日、ゆっくり食事をとる時間がない日は、この「華御結」で買ったおにぎりやちょっとした総菜を一食して済ませる日も増えていった。現在は2週間に1度はこの店のおにぎりを口にしている。
筆者の周りの日本人もここのおにぎりや総菜、デザートの大ファンという人々ばかりである。
この「華御結(はなむすび)」は、2011年に香港に第1号店が作られた。以来安心、安全、おいしいが揃った上質な日本米を使用し、品質管理を徹底し、香港で着実に大きくなってきた。
今では香港内の店舗数は100を超えるという。実際、どこの駅構内にも店舗があるうえ、筆者の住む郊外の新興住宅地では駅に隣接したショッピングモール内にまで店舗が出店している。
おにぎりの種類も豊富である。日本でもよく見られる鮭や明太子、梅、ツナといったものから、とろとろたまごかけごはん味、本格焼肉、きんぴら、たこわさ、きんぴら、そしてちょっとボリューミー系のものとその日の口にあったものをチョイスでき、飽きがこないセレクションとなっている。また季節ごとのおにぎり味も出ているようである。6月はアジのピリ辛照り焼き、ねぎま風焼き鳥味がおすすめの模様だ。
おすすめ味の看板
そしてこちらで売られている1回分の総菜類も質が高い。おにぎりプラスの1品として、サラダ、照り焼きチキン、焼き魚などの嬉しい総菜類が揃っている。
それに加え、デザートの品ぞろえもばっちり。カットフルーツ、わらび餅、ぜんざい等も日本の
それと引けをとらないレベルで始めて口にした際はデザートやと同レベルの味に驚いたものである。
香港内のローカル情報記事によると、「華御結(はなむすび)」の運営会社は2030年までに1万店舗を世界に出店する計画を発表しているとのこと。今後香港のみならずグレーターベイエリア、そしてアジアへ足を延ばしてゆく。これからは世界中でこの店舗の名前が広がり、便利で簡単に美味しいおにぎりを食べる事ができるようになっていくのであろう。
日本と行き来ができなくなり久しくなるが、香港では日本人経営企業、日本企業の活躍が華々しく日本となんら変わらないクオリティや更に豊富な品物が入手できるようになってきている。
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